2015年10月25日

三輪昌代さんの室内楽コンサート

秋のコンサートラッシュ。
来月までコンサートやセミナーで、私のカレンダーは賑やかです。

久々のオペラシティ。
いつ来ても異空間。
上質な雰囲気の中でゆったりとした時間が流れます。

今日は三輪昌代さんの室内楽コンサート。

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Mozartのディヴェルティメントに始まり、ラフマニノフの「悲しみの三重奏」

とろける様に柔らかいスタインウェイの音色は、チェロととてもよく調和していました。


ヴァイオリンとチェロによる室内楽のあとは二台ピアノ

Debussyの「小組曲」 (二台ピアノによる演奏は初めて聴きました)

「くるみ割り人形」と盛りだくさんのメニューです。

驚いたのは、曲のイメージでドレスも髪型4回もお色直しされたこと。

お着替えの合間にはヴァイオリンとチェロによるBACHのインベンションの演奏が。

これが実にいい!!
BACHを弾くには、室内楽を聞くのが一番です!


夕方からはお友達の先生のお宅で、アンサンブルの録音。

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サンプルの音源ができたので、クリスマスコンサートの練習は、これでばっちり!
頂いた夕飯の和食もケーキも美味しくて、今日も充実感いっぱいの休日でした。

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2015年10月22日

フィンランドといえば、舘野泉さんです

フィンランドで生まれたピアノ教則本

「スオミピアノスクール」のセミナーを受けました。

現代の音楽は、今を生きている人が一番理解できるはず!
という理念で書かれた曲は、初歩の段階からとても斬新な音で書かれています。

セミナーの後は、みんなのお待ちかね。

舘野泉さんの対談とピアノ演奏

柔らかい口調で語られる、愛情いっぱいに育った幼少期から苦節時代のお話に、
お人柄が感じられ引き込まれます。

3曲ほど演奏してくださいましたが、ソステヌートペダルを駆使した演奏を間近で見るのは初めて!

ソステヌートペダルとは、グランドの真ん中のペダルのことです。

低音をずっとのばしつつ、ほかの音は右のペダルを踏み変えて濁らせたくない時などに使います。

バッハのオルガン曲のアレンジ版などで、たまに使ってみたりしますが、特殊な機能なので踏むタイミングがとても難しく、ダンパーペダルのように無意識で使えるようになるには練習が必要です。

左手だけで低音を伸ばし、メロディーを弾くにはとても便利なペダルですが、体の一部のように使いこなしていらっしゃるのはさすがです。

指先から出る音はとても温かみがあり、ファンが多いのもうなずけます。

 
スタインウェイが置かれた真っ白なホール。
天井も高くいい響きです。

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2015年10月20日

今日がコンクール最終日です

またまたEricネタですみません。
日付が替わって今日の1時から始まったEric Luのコンチェルト。

ファイナルで選んだピアノは、YAMAHAではなくSTEINWAY。
それぞれの予選でどのピアノを選ぶかも、演奏者の意図が伺えて興味深いです。

昨日に引き続きもったりとしたテンポで始まったオケですが、第一楽章の中盤からはEricのピアノに引き寄せられるように、弦と管の響きがひとつになりました。

「美しい」とにかく美しい。
何百回となく聞いたことのあるこのコンチェルトが、どうしてこんなに胸が苦しくなるほど音が留まって聞こえるのでしょう。

頼りなさげな細身の体なのに、長い指から出てくる音は「ひょっとして彼はショパンの生まれ変わり?」と思うほど、曲と一体化して聞こえます。

どんな早いパッセージでも一つとして弾き飛ばすことがない緻密なテクニック、おそらく追従を許さない音の美しさ、作為的ではない気持ちの込め方、どれをとっても私の中での優勝者は彼です。

コンクールの基準によって、一番ふさわしい人が選ばれるのでしょうが、それはそれ。

この演奏を聴けたことで、私の中でこのコンクールは終わったような気がしています。


ハイレベルな中で、同じ曲を聴き続けることで、こちらの耳もどんどん肥えてきます。
自分とは無縁と思って結果だけを傍観していたコンクールですが、リサイタルに足を運ぶだけでは得られなかった多くのことを教えてもらえた気がします。

全力で音に向き合って熱演してくれた、多くのピアニストに心から敬意を払います。
なにより、これだけの素晴らしい曲を後世に残してくれたCHOPINに感謝したいです。

2015年10月17日

ファイナリスト決定!あと3日深夜族が続きます。

ショパンコンクールのファイナリストが決まりました。

日本からは天才少女と言われた「小林愛実」さん。

第一次予選のバラ4を聴いた時からすっかり虜になり応援し続けているERIC LUさんも、もちろん残っています。

ここまで「枯れた演奏」ができる17歳がいるでしょうか?

毎回ERICの前に演奏するKATE LIU。
とても華奢で可愛らしい少女ですが、なんてインパクトのある演奏!、とおもったら、ERICと同門らしいです。

門下が二人もファイナルに残るなんて、師事している先生もすごいです!

ファイナルともなれば、そこに追従を許さないようなスケールの大きな「華やかさ」も求められます。

優勝記念コンサートのチケットも購入済み。
一体だれがステージに登場してくれるのか、今からワクワクです!

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下記をクリックするとライブが見られます。
演奏が始まる直前に画面が開き、終わると閉じます。
時々止まってしまうのが残念ですが、ここはワルシャワではないので、ご勘弁です。

chopin institute(YOU TUBE)


本選の日程・演奏者:バック:ワルシャワフィルハーモニー交響楽団、指揮:ヤツェク・カスプチェック

10月18日:17時〜9時10分(日本時間:10月19日(月)午前0時〜4時10分)
Mr Seong-Jin Cho (South Korea):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
Mr Aljosa Jurinic (Croatia):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
Ms Aimi Kobayashi (Japan):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
Ms Kate Liu (United States):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11

10月19日:17時〜8時30分(日本時間:10月20日(火)午前0時〜3時30分)
Mr Eric Lu (United States):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
Mr Szymon Nehring (Poland):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
Mr Georgijs Osokins (Latvia):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11

10月20日:17時〜8時30分(日本時間:10月21日(水)午前0時〜3時30分)
Mr Charles Richard-Hamelin (Canada):ピアノ協奏曲 第2番 ヘ短調 Op.21
Mr Dmitry Shishkin (Russia):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11
Mr Yike (Tony) Yang (Canada):ピアノ協奏曲 第1番 ホ短調 Op.11



2015年10月15日

第17回ショパンコンクール、もうすぐファイナルです!

5年に一度のショパンコンクールが開催中です。るんるん
すでに三次予選の中盤に入りました。

今まで結果しか興味がなかったコンクールですが、今回はお友達のお嬢さんが出場するとあって、
最初から気持ちはポーランドに飛びっぱなし飛行機

世界各国450名くらいの応募からDVDで絞られ、予備予選で80名に絞られ、
第一次予選で半分の40名、第二次で20名、第三次を通過してやっとファイナル。

甲子園で優勝するのも神がかり的だと思っていましたが、そんなものではないくらい
とてつもなくレベルの高いコンクールです。

審査員もアルゲリッチ/ダン・タイソン/ハラシェヴィッチ/ギャリック・オールソン/ユン・ディリ/フィリップ・アントルモン他

これだけの世界的なピアニストが審査員席にズラっと並んだだけで、格調高い緊張感が漂います。


日本からは12名が予選に望みましたが、小林愛実さんただ一人が残っています。
Youtubeで幾度となく聴いたことのある、お馴染みのショパンの曲ですが、すごい迫力で見事な演奏でした!

「ファイナルまで行くのでは?」と私が個人的に第一次予選からずっと期待しているのは、
アメリカのERIC LUさん。
17歳と言う若さでどうやって?というくらい深みのある音で魅了されます。

ショパンコンクールはアルファベット順に演奏するので、
Eric Luさんの前は同じくアメリカのKATE LIUさん。
二人共残っているのですが、個性は違うもののKateさんもなかなか手ごわい!
本日の夜20時すぎくらいからライブを聴けます。

Eric Luさんは後半なので、時差の関係で日付が変わって深夜零時からのライブです。
演奏時間も一人40〜50分と長いのですが、夜型の方は是非聴いてみてください!


演奏の10分くらい前になると画面が開きます。


下記サイトで、これまでの予選全ても聴くことができます。

10月15日
前半:10時〜14時(日本時間:10月15日(木)午後5時〜9時
Marek Kozak (Czech Republic)
Lukasz Krupinski (Poland)
Krzysztof Ksiazek (Poland)
Kate Liu (United States)


後半:17時〜21時(日本時間:10月16日(金)午前0時〜4時
Eric Lu (United States)
Szymon Nehring (Poland)
Georgijs Osokins (Latvia)

10月16日
前半:10時〜14時(日本時間:10月16日(金)午後5時〜9時)
Charles Richard-Hamelin (Canada)
Dmitry Shishkin (Russia)
Alexei Tartakovsky (United States)
Zi Xu (China)

後半:17時〜21時(日本時間:10月17日(土)午前0時〜4時)
Yike (Tony) Yang (Canada)
Luigi Carroccia (Italy)

2015年10月13日

池田奈生子先生と連弾、充実のレクチャーコンサートでした

祭日の昨日はレッスンもお休み。
朝から益子祥子先生の、Mホールへ向かいました。

お名前だけは存じ上げていたものの、国内での楽譜購入が難しいため雲の上の存在だった
「池田奈生子先生」によるレクチャーコンサート。

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今日のテキストはMajor12曲とMinor12曲、
つまり全調が収められたDUETS in Colorそれぞれ2冊です。

池田先生の楽譜は表紙がとても凝っていてどれも弾いてみたくなります。

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希望者は先生の伴奏で、弾かせて頂けるということで私も3曲ほど弾かせていただきました。

「イメージは?」と尋ねられ、「うぅっ!」
心の中にあるものを言葉で表現することの難しさ。

いつもレッスンで同じことを生徒さんに聞いていた私。
即答できない生徒さんの気持ちが初めてわかりました。

私は音楽を聴くとバレエがリンクして浮かびます。
バレリーナの軽やかなステップ、指先のしなやかな動き、目線、表情etc.

色で感じたり温度で感じたり、風景、過去の記憶、感じ方はみんなそれぞれですが、
それを人にきちんと言葉にして伝えてみると、
その感覚が更に研ぎ澄まされるなー、と実感しました。

一曲目はMajorもMinorもC、二曲目もそれぞれG、というふうに書かれています。
ちょっとBACHの平均律を連想してしまいますね。

それぞれの曲はちゃんといろんな要素がリンクしてあります。

朝と夜、静と動、光と影、内に秘めた愛と包み込むような大きな愛など。

あるいは同じモティーフがさりげなく二曲に出てきたり、同じパターンのリズムが使われていたり。

どの曲もとても耳に心地いい響きのものですが、決して感情のままに書かれたのではなく、
細かいところまで隠れキャラ的なものが散りばめられていることに、作曲家の熱い思いを感じました。

参加者のほとんどがピアノの先生なので、演奏も素晴らしく贅沢な時間を堪能できました。

何より、初めての相手と伴奏しながらこの曲のイメージを聞き、
もう一度弾いてもらってポイントをレクチャー。

これを24曲も繰り返ししてくださった奈生子先生は、ほんとにすごいです!

Mホールを提供してくださった祥子先生のピアノは、
ほかの誰よりも「池田先生の曲がすきなのよー」
という思いが伝わってきて、胸が熱くなりました。

お昼には、キティ先生の手作りパンなど美味しいランチをいただき、
夜は恒例の気のあった先生方との女子会で音楽談義に花が咲き、
あっという間に楽しい休日が終わったのでした。

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2015年10月04日

ぶれない自信で教えないと、伝わりません

石嶺先生の継続セミナー
先月の導入に続きバーナムピアノテクニック1

どのくらい軽さのスタッカーで弾くべきなのか、
どういうテンポが望ましいのか、
指先だけなのか、肘や腕も使うのかetc.

曲のタイトルから想像はしていたものの、
石嶺先生の読みはもっと深くて、核心を突いています。

これで迷うことなく「ここはこうよ!」と教えられそうです。


毎回月曜ですが、今日は日曜日の開催。

いつもだったら、大慌てで帰ってレッスンの準備をするのですが、
今日はレッスンもお休みにしていたので、早速復習です。

最初から最後のページまで確認しておかないと、
時間が経つと私の乱雑な字は、
解読不能の記号になってしまうのです。


とにかくものすごいスピードでレクチャーが進むので、
手で楽譜に書きながら、目は先生のタッチを追い、
耳は微妙な音の違いを聞き分けなければなりません。

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終わったあとのランチ。
笑いの中にも聞き逃せない貴重なお話が!
表参道は、ステキなお店がいっぱい。

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デザートも、ほらこんなオシャレな盛り合わせ!

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飾らずオープンに、失敗談からお悩み相談まで語ってくれる先生のお人柄。
人が集まるわけです!


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