2011年05月11日

今回は純クラシック!Mozartのソナタです!

待ってました〜!!私の大好きなソナタです!

それでは早速参りましょう。

  *   *   *   *   *   *

      るんるんMiの音楽ツアー    No.4


モーツァルト
ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 k 457(1784)
フォン=トラットナー夫人に献呈

この曲は、作曲の翌年、「フォルテピアノのためのファンタジーとソナタ 作品11」として、ソナタの前に「幻想曲」が付けられた形で出版されました。
現在でも、この14番のソナタは「幻想曲」の後に続けて演奏されることがほとんどです。
このような形になったのは、以下のような経緯がありました。

ウィーンに定住を決めたモーツァルトは、トラットナー家に部屋を借ります。トラットナー夫人は最初の生徒となり、その後愛弟子になりました。
モーツァルトは、夫人と非常に親しく、献呈の辞に「最も忠実な下僕W・Aモーツァルト」と書くほどでした。その結果、ソナタが出来上がる直前に、モーツァルトはトラットナー家を追い出されることになりますが、このソナタの完成から七カ月後、「幻想曲 ハ短調 K.475」が追呈されました。

当時モーツァルトの弾く「幻想曲」を聴いた人の感想が残されています。
「(略) 協奏曲を弾いたモーツァルトは優美かつ稀にみる魅力を備えていた。さらに、楽譜なしの即興演奏「幻想曲」はまったく素晴らしく、彼は才能のすべてを披露しつつ、この上なく輝いていた。」
パウル・スコダが「モーツァルトのテンポ・ルバートは、即興曲の名残である」 と述べていることも興味深い点の一つだと思いましたので、この手記を引用しました。

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モーツァルトの18曲のピアノ・ソナタうち、短調の曲はこの14番とイ短調の9番の二曲だけです。

↓第T楽章の主要主題:ドー♭ミ ソ ド ♭ミ と言うシンプルな音がユニゾン(同じ音をオクターブで演奏すること)で衝撃的に出てきます。


ハ短調の緊張した感じがよく出ているところです。
(音楽を聴く決まりなんて絶対にありませんが、この主要主題に少しだけ注意を払って聴いてみるのも一興かもしれないと思います)

ハ短調は、ベートーヴェンが特に好んだ調であることから(交響曲第5番「運命」やピアノ・ソナタ第8番「悲愴」といった代表的な曲がハ短調で書かれています)、このソナタは、ベートーヴェンの先駆けと見做されることもあり、ベートーヴェンに影響を与えた曲として考えられています。

音源は、福田先生いちおし☆ミ
今年グラミー賞を受賞した内田光子さんです。

ピアノ・ソナタ 第14番 ハ短調 k457―T楽章 アレグロ
http://www.youtube.com/watch?v=87LWNUI2-hg&feature=related

幻想曲 ハ短調 K.475
http://www.youtube.com/watch?v=2w3511cVUec&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=c0GV-CCuOFQ&feature=related(続き)



Mozartといえば・・・・トルコ行進曲? アイネ・クライネ? 40番の交響曲?
このあたりは知らない人はいないほど有名ですね。

「発表会で弾いてみる?」と私が弾くこの曲を聴いた生徒さんは、「超カッコイイ!」と一度でこの曲に魅せられたようです。

知らない人に「これBeethovenのソナタだよ。」って言ったらおそらく騙されるんじゃないかと思うほどエネルギッシュでテンションのあがる曲です。

思いっきり激情的に弾きたいところを、ちょっと知的に丁寧な気持ちに変換させて弾く所にこの曲の難しさがあります。                      
                                   福田
posted by ikko at 22:30| Comment(6) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
音楽ツアーの記事を書かせて頂いております、みほです。

お読み下さってありがとうございます!

書かせて頂いて、私も色々勉強になっています。
不慣れなことが多くて、稚拙な解説で申し訳ありません。
先日はお話を伺うことができて、とてもよかったです。
(ネタに詰まることがよくあるので…っていうか、いつもです)

まだまだ先は長いですが、頑張っていこうと思ってます。
どうか最後までお付き合い下さいませ。
haraさんがお調べになったことも、是非アップしてください♪ 

☆もし、これを読んで下さっている方がいらっしゃいましたら……、
忌憚ない御意見、ご感想お待ちしております☆
Posted by Wなべ at 2011年05月13日 23:26
感覚的にしか今まで音楽に触れていなかったので、理論的に音楽を勉強したり、どうしてこの曲が生れたのか知ったうえでピアノを弾くと、きっと全然違うものなのでしょうね。

私が自分の曲を調べるレベルは、ネット上のレベルでしかありませんが、もしまとめられたら、アップしてみたいと思います。
Posted by hara at 2011年05月14日 17:01
すみまんせん、
前回エラーが出たので、メール経由で先生にアップして頂いたんですが、今回はできました。
先生、すみません、上の間抜けなコメント、削除お願いします。

haraさん、コメントありがとうございます〜♪
私も今までちゃんと勉強したことがなかったので、これを機会に勉強を始めた次第です。知らなかったことを知るのは面白いんですが、別に頭に聴覚があるわけないし、やっぱり何も考えないでどっぷり聴くのが一番楽しいです。(あ、弾くのも楽しいです)
私もネット大活用です。UP、楽しみにしてます★やっぱり弾く人が書くと訴えるものが絶対大きいと思います。
Posted by mi at 2011年05月14日 18:31
こんにちは!
ドルチェで今、この曲をやってる者です!

この前初めてブログみさせてもらって背景も可愛い、ブログの内容も濃いし、これ読んでるだけで勉強になりますよ〜♪

最初の主題の音はやっぱり一番大切なのですね、何か今はこんな時間だからピアノ弾けませんがピアノ弾きたい!って感じになりますよ、曲の事とかわかってくると(笑)

先生、はい、すっごいかっこよかったんです、マジで!いや、真面目にかっこよかったんです!(笑)
ほんとベートーヴェンみたいですよね。
でもモーツアルトは弾き方が違かったりで、私はモーツアルトをなめてましたよ。(笑)

ユーチューブも聞きました!
今は手元に楽譜が無いので、明日もう一回聞いて見ます、もう一つのも聞いて見ます♪

内田光子さんって弾いてる方ですか!?

ブログ、書いてくださってありがとうございました!

これからもチェックさせてもらいますね〜↑↑
Posted by Nisikawa at 2011年05月15日 00:36
Nisikawa さん

演奏する方から、そのように言って頂けると、とてもうれしいです。
ほんと!この曲、とってもかっこいーですよね!

弾いてる人は内田光子さんです。特にモーツァルトの演奏では、とても評価されている人です。(かといって、モーツァルトなど古典ばかりでなく、20世紀の作曲家の作品も演奏なさいます)

今、次の曲の解説の準備中です。(来週中にはなんとかしたいと思っています^^;)うまくいくかどうかわかりませんが、お時間がありましたら、お読みになってみて下さいね☆
Posted by mi at 2011年05月17日 01:40
Posted by mi at 2011年05月19日 00:10
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