2011年05月31日

いよいよベートーヴェン登場!「悲愴」です!

今回は有名な「悲愴」です。
この後も続々名曲が続きますよ。お楽しみに!


       るんるんMiの音楽ツアー      No.6


L.V.ベートーヴェン(1770 – 1827)
ピアノ・ソナタ第8番 ハ短調 作品13「悲愴」(1798年頃)
(出版は1799年)
献呈:リヒノフスキー侯爵

♪演奏♪:ヴィルヘルム・ケンプ  
T楽章:http://www.youtube.com/watch?v=A9A9b6qlBnQ&feature=related 
U楽章:http://www.youtube.com/watch?v=gX3dhiqULBg&feature=related 
V楽章:http://www.youtube.com/watch?v=E-HfAqOFhsU&feature=related 

投y譜http://imslp.info/files/imglnks/usimg/c/c8/IMSLP00008-Beethoven__L.v._-_Piano_Sonata_08.pdf

「熱情」「月光」など、標題がついたベートーヴェンのソナタは多くありますが、ベートーヴェン自身がタイトルをつけたのは、「悲愴」(1799年)「告別」(1809年)のみです。

ウィーンに出てきたばかりの頃、ベートーヴェンは主にピアノで生計を立てていました。1795年、ピアニストとしてデビューした公開演奏会での力量が認められ、貴族サロンから声がかかり(その最初の後援者の一人がリヒノフスキー侯爵です)、ピアノの弟子も次第に集まってきました。この1795年から1799年のわずか4年間で、2曲のピアノ協奏曲、作品番号をもつもののうちの12曲のピアノ・ソナタが作曲されます。

初期のピアノ・ソナタのピークの作品の一つとされている、この「悲愴ソナタ」が書かれた頃、ベートーヴェンの難聴はすでにはじまっていました。

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第3楽章 ロンド アレグロ ハ短調  ロンド・ソナタ形式

ロンド形式について少し。
回旋曲、輪舞曲とも訳されるように、「ロンド」はぐるぐる回る意味を持ちます。(ラテン語roto(回す、転がす)、フランス語rond(円、輪))
主題が挿入部を挟んで数度回帰される形式で、古典派のソナタ(ソナチネ)・交響曲などの終楽章でよく用いられます。

この第3楽章の形式は近代ロンドと呼ばれるものです。

(上記の楽譜ですとV楽章は13ページからです)
A主題 ハ短調 :1小節〜(1〜8小節が主要主題)
B主題 変ホ長調:24小節〜
C主題 変イ長調:78小節〜

三つの主題( A,B,C )とその間を橋渡す経過句、そしてコーダ(独立してつくられた終結部分)から成り立っています。主題Aはロンド主題と呼ばれ、曲中何度も出てきます。主題A,B, Aに取り囲まれた中間部のCは、クライマックスを形成し、長くなることが通例とされています。
Aの主要主題は、T楽章−序奏のグラーヴェの主題(冒頭の2小節)と変ホ長調の第2主題(50小節〜)に通じています。グラーヴェの主題は和音なので、すぐには気付きにくいかもしれませんが、メロディーを歌ってみるとすぐにわかります。コーダはこの主要主題が僅かに回想され(201〜205小節)、突然のフォルテッシモで終結します。




今回発表会でお耳にかかるのは3楽章ですが、悲愴の2楽章が弾きたくて、クラッシックピアノを始める方も多いですね。

重厚な中にもロンドとしての軽やかさもあり、2楽章を制覇した人は必ず3楽章に挑戦したくなるはず!!

                                      福田
posted by ikko at 23:25| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記
この記事へのコメント
同じ曲なのに違う曲に聴こえました!
今日のレッスンで左手を重点的に練習したところも流れるように弾いていて、私もこうなりたいなと思いました。
私は速度を速くするとミスしますが、速い且つ正確で驚きました。
1曲を極めるのは大変ですが、達成感はかなり大きいですよね。
まだまだ練習が必要だなと痛感しました。
頑張ります!!
Posted by 伊藤 捺那 at 2011年06月02日 21:03
目標があるほうが、上達は早いですよ!

一曲を思い通りに仕上げる達成感、一緒に楽しみましょうね!

聴くときは、ただなんとなく音を追うより楽譜を見ながら聴いた方が、細かい所まで聞き取れますよ。  
           福田
Posted by ikko at 2011年06月02日 22:11
ベートーヴェン『悲愴』!!
素敵な曲ですよね。

でも、難聴がこの頃から始まっていたというと、この『悲愴』という標題に何か込められているのでしょうか??
考えさせられます・・・。
Posted by hara at 2011年06月02日 22:51
久しぶりの聴きました。
やっぱり素敵な曲ですよね。

これで古典派はおしまいです。
(ハ長調とハ短調だけって、先生、これは偶然ですか?)
Posted by mi at 2011年06月03日 05:39
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