2014年03月26日

小澤征爾「フィガロの結婚」

待ちに待った小澤のフィガロを聴きに上野の文化会館に行きました。

「フィガロ」はわたしにとって非常に思い出深いオペラ

音大の二年の頃先生に「文化祭でオペラ科と二期会のメンバーでフィガロ全幕やるけど、ピアノ伴奏やってみるか」と言われオペラのオの字もしらないのに「はーい」とやらせていただき・・・

難しい曲ほど燃える、ほんとに何もわかっていなかった若かりし私・・・
そんな自分を抜擢してくださった今は亡き恩師に、いまさらながら感謝


私の過去録はこのくらいにして、

さて、心配だったのは小澤の体調

体調不良で代役が指揮した場合も払戻しなし!という条件付きのコンサートでした。
決して安くはないチケット代だけに、「万が一小澤じゃなかったら・・」とは思いましたが、チェンバリストと二人で交代で振るという珍しい形ではありましたが、小澤登場!!!


オペラで一番ワクワクドキドキするのが、幕が開くまでの序曲

小澤が指揮台に立つ  
 早ければ早いほど面白い、と言われるハイテンポな序曲

会場のみんなが待ちわびた3時間にわたる、オペラの幕開けです!

こんな魅力的な序曲をMozartは本番の前夜、一晩で書き上げたとか(私はひそかにMozartは宇宙人だと思っている!)

今日のオケは小澤塾のメンバー
若手の演奏家ばかりですが小澤のおめがねにかなっただけあって、弦はもちろん、管も安心して聴けるとてもハイレベルな演奏!

一糸乱れず、よく鳴るオケです。


フィガロはオペラブッファ(喜歌劇)
ストーリーはとてもばかばかしいものですが、音楽がとにかく素晴らしい。

有名なアリアもてんこ盛りで、特に一幕の前半は有名なフィガロの「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」やケルビーノの「Non so piu cosa sou cosa faccio」、二重唱などで息もつかせぬ勢いでいつの間にか、目は指揮者ではなく舞台にくぎ付け。

気が付くと指揮者が小澤からチェンバリストに代わっていたり・・・


個人的に好きなのは、二幕のスザンナとケルビーノの「開けてよ、早く」と4幕バルバリーナの「探しても、探しても」
対称的な曲調ですが、「フィガロ」というとすぐに浮かぶメロディーです。
コンテッサのアリアは全部いいですね!


有名な「手紙の二重唱」

重唱、特に二重唱はそれぞれの声のバランスが取れないときれいなハーモニーとして響かせるのはとても難しい。

いや〜、美の極致! なんとエレガントな!
みんなの期待に充分応えてくれました。


コンテッサ(伯爵夫人)のアリアはすべて素晴らしく、最後の一音まで聞き逃すまい!とホール全体、空気の流れが止まったような不思議な空間に。

呼吸をすることを忘れてしまいそうなほど、酔いしれました。


フィガロは登場人物が多く、ストーリーがなかなかつかめないのですが、結局のところコンテッサとケルビーノがいいところを持ってっちゃいますね!

今日のスザンナはちょっと知的な感じで、もうちょっとおきゃんなほうがケルビーノやコンテッサとの対比が出て面白かったかな?



自分の命のローソクを音に変えて燃やし続ける、小澤征爾の姿は神々しかった
ずっとずっと心に留めておかなくては


カーテンコールが終わって会場を出たのは22時半

一緒に行ったお友達のKさん、遠方なので自宅に着くころは日付が変わっているとか。

楽しかったね!
また一緒に行こう!!

フィガロ.jpg
posted by ikko at 23:55| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサート
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