ずっとずっと聴きたかった、
アルゲリッチのシューマンピアノ五重奏曲
本日、やっと聴けました!!
すみだトリフォニーでアルゲリッチを聞くのは3度目
駅からのピロティはホールの入り口が見えないくらい
チケットを手にした長い長い行列
強靭な音で他の演奏を制することは決してしないで
包み込むように引き立て、引っ張り上げていく
アルゲリッチが若い演奏家とコラボする時
そこには必ず大きな愛があります
今日の演目はどれも名曲揃い
前回のコンサートが春の祭典だったので、
強烈なタッチが脳裏にあったのですが、
一曲目のMozartから私の心はステージ上にありました
ソフトペダルを駆使した空気を含んだような
まろやかで、広がりのある音
低反発の枕を押してみた時のような心地よさ
弦の余韻をピアノで膨らませる
普通は逆だと思うのですが
どんなタッチで弾けばあんな音が出せるのでしょうか?
フォーレもフランクも素晴らしかったですが、
何と言っても今日の白眉はシューマンです
これぞ室内楽!
室内楽はバランスが命
二楽章の美しさに涙で何も見えなくなりました
アンコールは三楽章の途中から
感動に浸っている時に、
他の作曲家の音はききたくなかったので
これは私にとって、最高のプレゼントとなりました