2023年11月29日

「この感動こそ、生きるエネルギーです」

今日は調律の日。

いつも10時間くらいかけて丁寧にやってくださるので、
レッスン室を使えない時間、逆にいろんなことができます。


昨日は息子と反田さんのコンサートに。

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ブラコンの1番と、同じくブラームスSymの1番という、
どちらも50分くらいかかるおもーい二曲

オケをやや左上から見下ろす席

初めての位置なので音響が心配でしたが、
さすがサントリーホール!

指揮者の表情、アインザッツの細かさ、
反田さんもバッチリ見えます。


ブラコンが始まって感じた違和感

「なんか、おもっていた響きとちょっと違うかも?」


よく見ると楽器の配置が違うのです。

通常見慣れている

左からvn.1  vn.2  vla vc ではなく

第一バイオリンと第二バイオリンが左右に

vn.1  vc  vla  vn.2の配置


調べたらこれ、古典配置って言うそうです。

私がいつも聞いていたのは
ストコフスキー・シフトと言うそうです。


各楽器の演奏がよく見えたので、
まるでオーケストラのスコアを手にしながら
聴いているようで、面白くて大興奮!


楽章ごとに細かく感想を書きたい気持ちで一杯だけど


反田さんのピアノは剛と柔を見事に弾き分け
呼吸を止めるような緊張感から始まり、

最後は全身の血液が一気に身体中を
駆け巡るような解放感で終わりました。


何より嬉しかったのは、アンコールが 
リスト=シューマンの「献呈」だったこと!


今まで聴いた誰のものより心打たれました。
言い尽くせないような気高さ。


息子がポツリと

「演目がブラームスだから、
シューマンがアンコールだったのかね。
この曲は本当に上手い人に弾いて欲しいよ」


座席中央には小曽根さんと、すぐそばには
指揮者の大友直人さんもいらしていました。

小曽根さんは最後まで誰より沢山の拍手をしていて、
さすがのお人柄!


大曲を演奏したオケにも拍手です。

この二曲には欠かせないティンパニーはもちろんですが、
オーボエ、フルートが特に素晴らしかった。


長々書きましたが一番言いたいのは

「聴けてよかった〜!」


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posted by ikko at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記
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