2011年06月01日

「ワルトシュタイン」大曲です!

「悲愴」に続きベートーヴェン「ワルトシュタイン」の登場です。
弾いても弾いても終わらないような長〜い曲ですが、おなかのそこからズンズンズン と力が沸いて来るような・・・・・。



Miの音楽ツアーるんるん  No.7

ピアノ・ソナタ 第21番 ハ長調 作品53「ワルトシュタイン」(1803〜04)        
出版:1805
献呈:ワルトシュタイン伯爵
♪演奏♪:ヴィルヘルム・バックハウス(1950)http://www.youtube.com/watch?v=eSWwn6fNaGI
この演奏には提示部の反復はありません。(提示部反復をを省略する演奏者もいます


投y譜http://imslp.info/files/imglnks/usimg/d/d0/IMSLP00021-Beethoven__L.v._-_Piano_Sonata_21.pdf


充実した初期の終わり頃から始まった難聴は悪化し続けます。1802年、ベートーヴェンは静養先のハイリゲンシュタットで遺書を書きました。ハイリゲンシュタットの遺書です。(http://www.kurumeshiminorchestra.jp/beethoven_heiligenstaedt.html

この後ロマン・ロランが「傑作の森」と呼んだ中期がはじまります。「ワルトシュタイン」が書かれたのはこの遺書を書いた翌年です。(福田先生;「あの遺書を書いた後、なんとハ長調で書くのよ、ベートーヴェンは!」)

********************************************************************************

当初の計画では3楽章構成の予定でした。完成した3楽章ソナタを試聴した親しい人々から「長すぎる」と言われたため、ベートーヴェンは、アンダンテ楽章(ヘ長調 ロンド形式)を外してしまいました。そのかわりにわずか28小節の導入部 アダージョ・モルト ヘ長調 が2楽章におかれました。外された2楽章はWoO57(WoO=作品番号なしの作品)として残され、1805年に独立した小曲として出版。1807年にブライトコプフ社から出版された際「Andante favori」というタイトルが与えられました。


ワルトシュタイン伯爵とベートーヴェンは、1788年に伯爵がボンに来た際に知り合い、伯爵はベートーヴェンの才能を当初から高く評価していました。ベートーヴェンがウィーンに向かうとき、「モーツァルトの精神をハイドンの手から受け取りなさい」と記念帳に書いたのも伯爵でした。(ハイドンとの関係は良好とは言えないものでしたが、ベートーヴェンはいくつかの曲をハイドンに献呈しています)その後も伯爵は経済的にも精神的にもベートーヴェンを援助し続けます。1804年、伯爵は新しいピアノをベートーヴェンに贈与します。エラール社の当時最高の進歩を遂げていた高性能最新型ピアノでした。それによりベートーヴェンの作品は更なる発展を遂げます。(ベートーヴェンの作品に限らず、このエラール・ピアノは以後のピアノ音楽史に一大転機をもたらしました
エラール:http://piano.perma.jp/piano-maker/erard.html

****************************************************************

ブレンデルはD.デュバルとの対話で、このソナタについて以下のように語っています。
「これは、時々ピアニストによるヴィルトゥオーゾの曲と誤解されますが、しかしはるかにそれ以上のものです。この作品の中には特別な深見、音楽への多角的アプローチといったものが新たに感じられます。(中略)ひとつの楽曲が、すぐれた、記憶に残る有用な曲であるために、メロディックである必要はありません。(同じくハ長調の第3番のソナタと比べて)それほどたくましい曲とは思いません。リズミックなエネルギーと迫力があるのはその通りなのですが、しかし同時に神秘性と雰囲気があります。「ワルトシュタイン」の始めをご覧になるとわかると思いますが、「ピアニッシモ」と指定されます。これは普通誰の耳にも聞こえないようなものです。色彩と表現の範囲、調の広がりは初期の作品に比べて広げられています。初期のソナタ・ハ長調の緩徐楽章がホ長調になっていて、コンテクストの中でエキゾチックに響くのに対して、「ワルトシュタイン」の第二主題はごく自然にホ長調であらわれます。(中略)」

ブレンデルのレクチャー(上記のインタビューとは別のものです):http://www.youtube.com/watch?v=Hc9mhaCBZBU&feature=relatedOct 26, 2009

また、ヨアヒム・カイザー(ドイツの音楽評論家)は、「このソナタの均衡のとれた姿は、慎重に節度を保とうとする抑制に由来するものではなく、ここにいきわたっているのは遠慮会釈もなく極端なフォルテッシモとピアニッシモの薄明であって、ピアニストにとってみれば、この二つの極端をひとつにまとめあげるのは至難の業で、その二つは天秤にかかっているようなものである」と、この曲の難しさの一例を挙げています。

********************************************************************************

T楽章 アレグロ・コン・ブリオ ハ長調 ソナタ形式

提示部
最もシンプルで明快なハ長調の主和音の連打がピアニッシモで始まります。第一主題です(1〜8小節)
34小節から始まる第二主題[00:54〜]はホ長調です、ベートーヴェンはこの「三度関連」を非常に好んだそうです。劇的な第一主題に対して、抒情的な和音の進行です。この主題は低音部に移され、[1:13あたり〜] [次第に高揚していきます。
小コーダ(75小節〜)[2:04]で新しい楽想が取り上げられ、提示部が反復されます(第一リピート〜)
展開部(89小節〜)[2:33]
第一主題の提示のあと、16分音符が次々と流れるような展開が続きます。そして第二主題のあとに8分の三連符(110〜)[3:05]がつづき、再現部の第一主題を導きます。
再現部
第一主題のあと少し拡大された経過句の後、イ長調で始まる第二主題(195〜)[5:20]は、すぐにイ短調(199〜)[5:30]、ハ長調(202〜)[5:37]と移っていきます。
コーダ(249)[6:56]は第一主題の後すぐに第二主題(283〜)[7:55]が現れたあと、最後の第一主題が提示され(294〜)[8:26]、力強く終結します。


曲のアナリーゼは、福田先生に色々教えて頂きました。先生ありがとうございました♪


いえいえ、Miさんがご自身でこまかく分析して下さいました。

ハイドンがベートーヴェンに作曲の課題を出して添削してたなんて、今となっては「へえー」って感じですね。
師を越えるほどの才能だったからこそ「、後世に名を残した」って考えれば当然のことかも知れません。

ベートーヴェンとエラール社は、今で言うプロ選手とスポーツ用品メーカーの関係のようなものです。
スポンサー提供の新作ピアノを使って、ベートーヴェンは新しい技法のソナタを次々に発表して行きます。
当時「ラ・カンパネラ」はエラール社のピアノでなければ演奏不可能!とまで言われていたそうですよ!

発表会で弾く第1楽章はもちろんですが、この曲の3楽章にも神秘的な魅力があります。
私はベートーヴェンの全てのソナタの中でBEST3に入るくらい好きです!

でも悲しいかな、オクターブのグリッサンドは死ぬまで弾けそうもありません・・・・。たらーっ(汗)
どなたかオクターブグリッサンドの練習の仕方を、ご存知だったら教えてください!!  福田
posted by ikko at 00:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

じゃんけん必勝法ってありますか?!

今朝は12月のクリコン会場の抽選に行ってきました。ダッシュ(走り出すさま)

25日の午後は希望が二組ということで、「二分の一の確率か!」と期待したのですが・・・。失恋

ごめんなさ〜い。じゃんけんに負けてしまいましたふらふら

12/11(日)の午前・午後を抑えてありますが、生徒の皆さんのご意向を伺いながら詳細は決めて行きたいと思います。
9月の発表会が終わってからの準備期間も少ないので、完成したものを披露すると言うよりは「本番に強くなる練習会」という趣旨でもいいかなー?と思っています。

みなさんのご意見もお聞かせくださいね!
posted by ikko at 23:47| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2011年06月05日

Wセレナーデですよ!!

同じセレナーデでも全く性格の違う曲を二曲、紹介して頂きましょう。



    るんるんMiの音楽ツアー     No.8


F. スピンドラー (1817 - 1905)
ラッパ手のセレナード
発表会でよく弾かれる曲です。
セレナーデ(夜想曲)とありますが、セレナードにしては元気が良すぎます。
福田先生に伺ってみました。

「一般的なセレナーデのイメージではなく「祝典」的な曲だと思います。
最初から最後までとにかく元気!元気!な曲です」

とのことです。
ファンファーレの主役といえば、トランペット。
トランペット・ファンファーレの元気で華やかな感じがとても出ている曲です。

(余談です↓)
クラシック音楽の中で一番有名なファンファーレは、サッカーの応援でもよくきかれる歌劇アイーダのファンファーレではないしょうか。(アイーダ・トランペットとも呼ばれる特別なファンファーレ・トランペットで演奏され、華やかな場がより華やかになっています)

http://www.youtube.com/watch?v=1_NRazjCiG4&feature=related
[ファンファーレは≒00:08〜]
(ジェームズ・レヴァイン指揮 メトロポリタン・オペラ)
http://www.youtube.com/watch?v=CyCYvMyPJMU&feature=related 
(コンサート形式)[ファンファーレは≒03:25〜]
(ジョゼッペ・ノーポリ指揮 ドレスデン・シュターツカペレ、 ドレスデン・ゼンパー・オペラ合唱団)
 

発表会で弾くのはまなみちゃん。
この曲が気に入ってくれたようで、レッスンのときはいつもニコニコして弾いてくれます。

今はまだ、一箇所手が小さくて和音がきついところがあるけれど、毎日一杯食べたら9月までに手も大きくなるかな?

「セレナーデ」には愛を奏でる夜想曲、の他にお祝いで歌われる曲、と言う意味もあります。
この曲は後者のイメージでしょうね。

リズムを崩さないように、でも一つ一つの音ははっきり弾きましょう!

音源でお勧めしたいのもが少ないのですが、小学生の女の子が器用ににペダルを踏み分けて、一つ一つの音をとても大切に弾いているのがあったので、参考にしてみてください。
ニ曲目、2:02からです。

 http://www.youtube.com/watch?v=9gzetSjgkOA&feature=related 福田




アンドレ・ポップ(1924- )
「天使のセレナーデ」(原題はla chanson pour Anna =the song for Anna)
♪演奏♪ポール・モーリア
http://www.youtube.com/watch?v=c-c6wWv2yo4

元はウクレレのための曲として作曲されましたが、ポール・モーリアの編曲で有名になりました。
作曲者のポップは、カトリック教会のオルガニストだった父が徴兵され、父親の仕事を受け継ぐ形で音楽家としてのキャリアをスタートしました。1960年代はマリー・ラフォレ、ジュリエット・グレコなどの編曲家として活躍、またユーロヴィジョンコンテスト(EU圏の音楽コンテスト)では「トム・ピリビ」(1960)、「恋はみずいろ」(1967)でグランプリをとるなど、ポピュラー音楽の作曲家・編曲家として知られています

アンドレ・ポップが手がけたサウンドトラックなどを紹介しているサイトです:
http://akas.imdb.com/name/nm0691512/



この曲は最初から最後まで3連符(3つを1拍に数える音符です)で出来ています。

3連符の最初の音をつないでいくとメロディーが浮かび上がってきます。

ほんとに天使が羽根をひらひら上下させて歌っているような、心がほのぼのとする美しい曲ですね!

因みに最初の曲は「ラッパ手のセレナー」 これは「天使のセレナー
同じものですが、フランスではセレナード、ドイツではセレナーデ、と言います。

                                         福田
posted by ikko at 01:27| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記

2011年06月13日

ショパンと言えば・・・このノクターン!

発表会でChopinが弾かれないはずはありません!

このノクターンしか知らなくても、「ショパンっていいよねー!」ていう人も結構いますよね。

それほど、この曲はショパンを象徴していると言うことでしょうか。



     るんるんMiの音楽ツアー   No.9



F.ショパン
ノクターン 第2番 変ホ長調 作品9-2

作曲:1830-32年
出版:1833年
献呈:カミーユ・プレイエル夫人 (プレイエル社の社長夫人、ピアニスト(旧姓モーク)
(パリに来てからのショパンは、フランス式のピアノを愛用しました。とりわけ好んだのが、プレイエル社とエラール社のものだといわれています)

投y譜http://erato.uvt.nl/files/imglnks/usimg/1/14/IMSLP61906-PMLP02312-Chopin-Op09n2rje.pdf
♪演奏♪ M.ポリーニ (福田先生がお好きなピアニストです♪)
http://www.youtube.com/watch?v=n0OeCt0rKWU&feature=fvwrel 

前回ご紹介したserenadeは、17世紀末から18世紀にかけて発展した音楽形式ですが、セレナードserenadeと同様の訳語が与えられているこのノクターンには、明確な形式はありません。ノクターンの創始者はアイルランドの作曲家ジョン・フィールドです。ショパンはこのノクターンというロマンティックなキャラクター・ピースに、非常に共感をもったそうです。しかし単なる模倣に終わらず、フィールドの作品にはみられない変奏を加えるなど独自のノクターンを確立しました。

この作品9-2は、ショパンのノクターンの中でももっとも美しいともいわれる作品で、よく知られたノクターンの一つです。

作品9から62にいたるまで、ショパンはその生涯のさまざまな時期においてノクターンを書いていますが、全21曲すべて、規模や構造、雰囲気が異なり、同じ旋律はもちろん、表現のタイプをみても似た曲は全くありません。また、遺作を除く作品は3曲あるいは2曲ずつ同じ作品番号でまとめられていますが、内容的な繋がりや形式、表現方法の関連性は全くないとみなされています。

ショパンは言葉通りの単純な繰り返しを好まなかったので、個々のフレーズや楽節に、変奏的手法で形を変えた反復表現をしました。
その変奏の手法が施されたのは、ノクターンの表現の中心的役割を果たすメロディーです。ショパンは弟子に「歌い手から学びなさい」と教えていました。このノクターンの右手のメロディーは美しい歌い手で、左手はその歌手を引き立てる伴奏です。伴奏は殆ど変化がありませんが、変化に富んだメロディーによって、平坦さを感じさせることは決してありません。

また瞑想的な特徴で提示される主題部とドラマティックな中間部の対照もノクターンの魅力の一つです。叙情的な作品に欠かせない表現要素であり、またショパンを語る上で避けて通れないものが、「テンポ・ルバート tempo rubato」ですが、特にノクターンの場合は、度を越したテンポ・ルバートの使用を避け、叙述の流れを妨げないようにしなければならないとされています。
(これについて19世紀のポーランドのピアニスト、ヤン・クレチンスキは次のような警告をしています;「素朴で詩的なインスピレーションとショパンの冷静な意識が、私たちを大袈裟で偽物の表現スタイルから救い出すのです」)

(ルバート=イタリア語で「盗まれた」の意。テンポ・ルバートはアゴーギクに比べて、より小さな単位でのテンポの微妙な伸び縮みを意味します)

********************************************************************************

4小節単位の繰り返しをもつ(A ABABA CC コーダ)で、構成されています。
Bは属調の変ロ長調。 (属調: 長調どうし、あるいは短調どうしで、主調から5度上の調)

提示されたA(主題)は、その後、Bを挟みながら、毎回異なる装飾が施されて三回繰り返された後、Cへと進みます。Cが変奏された後、静かなコーダで終わります。
そして左手は同じリズムの伴奏形がほとんど終始反復されていますが、右手の壮麗な変化がそれを全くさせない構造になっています。

(すべて前拍を含みます)
1〜4(小節): A
5〜8   : A 変奏1
9〜12  : B
13〜16 : A 変奏2
17〜20 : B  
21〜24 : A 変奏3
25〜28 : C
29〜32 : C 変奏1
32〜35(fin.): コーダ


ショパンは弟子にレッスンする時に「この曲はテンポを正しく。揺らしすぎてはいけません。」と言ったとか・・・・・。

テンポ・ルバートの神様みたいなショパンが・・・??

ただ感情のままに、メロディーの美しさに流されてはいけないと言うことだと思います。

演奏する自分と、客観的に演奏を聴く自分とが必要なのはどの曲を弾くときでも同じですね。

                                      福田
posted by ikko at 00:10| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

2011年06月16日

弾きたい聴きたい人気の「別れの曲」

これはもう、曲名を聴いただけで誰でも「あー、知ってる!」というほど有名な曲ですね。

ちょっと古いですが、今から20年ほど前に「101回目のプロポーズ」というトレンディードラマの草分け的人気TVドラマがありました。
その中で流れたことで、かなりファンが増えたことと思います。

音楽ツアーも、これで10回目になりました。
まだまだ続きます!  Miさん、よろしくね!!



    るんるんMiの音楽ツアー     No.10


F.ショパン
エチュード 作品10-3 「別れの曲」

作曲:1830年
出版:1833年
献呈:F.リスト
(リストはこの曲集を非常に愛したそうです)

投y譜
http://www.pianopiano.org/Chopin/Chopin_-_OP10_3.PDF
♪演奏♪ C.カツァリス (福田先生のお好きなピアニストです)
http://www.youtube.com/watch?v=FZYm9XVSVqE 

この作品10-3の和声はとりわけ美しく、ショパン自身が「自分はいまだかつてこのような美しい旋律を書いたことがない」と弟子に語ったのは有名な逸話です。

ショパン「自分流の方法で作曲した」この練習曲は、当初、エチュード(etude (フランス語)=勉強、学習、練習、研究)ではなく、エグゼルシス(exercise (フランス語)=練習、稽古、訓練、ドリル)と名付けられていました。元々vivace ma non troppoであった作品10-3の速度記号が、出版の際にlento ma non troppoと変更されたことを考えても、「練習曲」はexercise的な練習曲というより、音楽性、芸術性を身に着けるためのetudeであることは明らかです。ショパンは高度な音楽と高度な技巧を結びつけ、ともすれば退屈で無機質な訓練に終わりがちであった練習曲の概念を大きく覆しただけでなく、練習曲を芸術作品にまで高めたのです。
********************************************************************************

明らかな三部形式(A-B-A’)で、前後部と中間部にはっきりとした曲想の違い(明暗、強弱、テンポの遅速など)があります。また非常に感傷的な印象を与える一方で、厳格なポリフォニック的な書法が貫かれていることも見逃せません。

第一部(1〜21小節)
長調と思えないほどの哀愁味をもった主題はシンプルですが、必ずしも4小節進行ではありません。この提示部は一見やさしそうにきこえますが、冒頭から出てくる内声部のために、バランスをとりながら歌うことが求められています。

第二部
(中間部 21(poco piu animato〜)〜61小節)
第一部と全く反対に、次第にテンポが速まり、技巧的にも難しくなっていきます。複雑な転調が繰り返され、全曲中もっとも長い箇所です。

中間部は5楽段に分かれ、以下のように転調を繰り返しながら、第三部へ向かいます;
[第一楽段](21〜29小節) ロ長調 →[第二楽段](30〜38)イ長調 →[第三楽段](38〜46) ロ長調から様々な経過句的転調 →[第四楽段](46〜53) 第三楽段同様の様々な経過句的転調  →[第五楽段] (54〜61) 第一部の主旋律への導入

また技巧的な面においてとりわけ印象的なのは、左手の増四度(減五度)の音程の連続による反進行(2ページ三段目の最後のcresc.~)やcon bravuraからの左の六度の音程のレガートと右の飛躍するオクターブなどの重なりと、p,から、crescendo,ff,con forza, con fuco,con bravura とクライマックスへ向かうデュナーミク、といったところではないでしょうか。

第三部
(62〜fin.)
ホ長調に戻ります。第一部の再現で、コーダでもあります。最後のcrescendo,con forza,fのあと、diminuendo, pp,smorzando,rallentando と速さも強さも次第に弱まり、消え去るように完全終始和音にいたります。



最初のメロディーがゆったりと歌曲的に美しいせいか、ピアノ初心者の方が「弾きたい!」と望まれますが、難曲です。

エチュードというネーミングですが、ショパンのエチュードを弾く為にはエチュードを山ほど練習しなくては弾けない難しさ!と言えば想像できると思います。

ショパンとリスト、いろんな点で対照的な二人ですがマルチテクニックのリストも、さすがにショパンのエチュードだけは初見で弾けなかったそうです。(当時、ショパンのエチュードを弾けるのはショパンだけだ!と言われていました)
                                          福田
posted by ikko at 00:47| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記

踊れないけど、素敵な「ワルツ」

ノクターン・エチュードに続き今回はワルツです。

シュトラウスに代表される「踊れるワルツ」に対してショパンのそれは「聴くワルツ」

今回もMiさんの着眼点は素晴らしいですね!



   るんるんMiの音楽ツアー     No.11

F.ショパン
ワルツ ロ短調 op. posth. 69-2
作曲:1829年
出版:1855年(ショパンの死後フォンタナによって出版されました)
献呈(非公式):ウィルヘルム・コルベルク(プラテール伯爵夫人との説もあります)

投y譜
http://erato.uvt.nl/files/imglnks/usimg/9/9d/IMSLP60219-PMLP02374-w10-h-moll-cfi-a4.pdf
(掲載楽譜は小節番号の有無により選択しているため、ここではフォンタナ編版をご紹介いたしましたが、自筆譜にはテンポ記号、発想記号、強弱記号の明記はなく、また1〜16小節は反復されるなど、両者の間には若干の違いがあります)

♪演奏♪ アシュケナージ
http://www.youtube.com/watch?v=cxG-kOTMgaA&feature=fvwrel 

ワルシャワ時代に書かれた、一際民族色が強い「マズルカ風の」ワルツです。マズルカとワルツの二つの舞踏は、リズムや旋律において多くの類似点がみられます。初期ロマン派時代のポーランドでワルツとして認知されていた踊りの中に、マズルカの要素が混在していたことも一因なのではないかと思います。
演奏上のマズルカ要素の扱いについては、ショパンのワルツを解釈する上で難しい問題の一つとされています。

ウィーンのワルツを非常に嫌ったショパンは、「ここの連中はワルツを『作品』と呼んでいて、連中のダンスを伴奏するシュトラウスが『カペルマイスター』などと呼ばれている」と嘲笑ったそうです。ショパンのワルツは踊るためのワルツではなく、あくまでもピアノ作品であり、ピアノの響きと精妙なハーモニーとメロディで高い芸術性を備えた「ワルツの形式」をもったサロンの音楽なのです。

********************************************************************************

ABAの三部形式ではなく、トリオCを持つ三部形式です。しかし、全体はABACABAという形なので、一種のロンド形式ともいえます。

三部形式
A [主旋律](1小節〜 )ロ短調
B [第2の旋律](33〜 )ニ長調
C [トリオ](65〜)ロ長調
********************************************************************************

AとCは以前ご紹介した同主調、そして調号が同じ(♯二つ)のAとBは、調号が同じで別の種類の調(長調⇔短調)です。平行調といいます。



誰よりもポーランドを愛したショパンですが、祖国に帰ることなく亡くなってしまいます。

ショパンのマズルカにはそういう愛国心が強く感じられますね。

このワルツだけでなく、ノクターンやコンチェルトにもマズルカの要素がちょこちょこ顔を見せます。

                                       福田
posted by ikko at 23:41| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2011年06月20日

「春」と「秋」どちらがお好き?



     るんるんMiの音楽ツアー    No.12



A.ヴィヴァルディ
和声と創意への試み 作品8 第1集
出版:1725年
献呈:モルツィン伯爵ヴェンツェスラウ

♪演奏♪
 (T楽章)
http://www.youtube.com/watch?v=tbwVJVNvMh4  G.クレーメル イギリス室内管弦楽団
 (T楽章)
 http://www.youtube.com/watch?v=zqx37cBz_no&feature=related


ロマン派時代、ベルリオーズの「幻想交響曲」をきっかけに、「標題音楽」は大きな発展を遂げます。(リストは「幻想交響曲」に刺激をうけて「交響詩」というジャンルを作り出しました)その標題音楽のルーツとも見做されるのが、日本ではイ・ムジチの演奏で有名になった、ヴィヴァルディの四季です。
この曲は「和声と創意への試み」とタイトルがつけられた12のヴァイオリンのための協奏曲集です。そのうちの第1集の第1曲から第4曲が「春」「夏」「秋」「冬」と名づけられ、その総称として後に「四季」というタイトルが名付けられました。4曲はそれぞれ、「急―緩―急」の3楽章構成で、作者不明のソネット(14行定型詩)が照応し、音楽で一年の季節の風景を描くように展開しているため、「標題音楽」とされています。


楽譜なんですが、申し訳ありません。春のT楽章のオルガン版はあったのですが、他のものは見つけることができませんでした。ご存じの方がいらっしゃいましたら、是非ご一報下さい。
http://icking-music-archive.org/scores/vivaldi/rv269/Vivaldi_Saisons_Primavera_1_Allegro.pdf (P. Gouin編曲 オルガン版)



今やっているかどうか分かりませんが、「皇室アルバム」という番組で流れていた記憶があります。
まさに「この番組のBGMとしてはこれほどはまる曲はない!」というくらいぴったりです。

発表会で弾くのはピアノ簡単アレンジバージョンですが、曲の雰囲気は充分伝わると思います。


鍵盤楽器での楽譜を苦労して探してくださったとか。
Miさん、ありがとうございます!

作曲者のヴィヴァルディはバッハとほぼ同じくらいの時代の人です。
教会の司祭だっただけあって、ちょっとお行儀良くして聞きたくなる曲ですね。  福田
posted by ikko at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年06月22日

リスト・シューマンまとめてどうぞ!

ロマン派の代表ともいえるリストとシューマンから、素敵な曲を4曲ご紹介していただきます。

今回はちょっと長くなりますが生徒さんの感想も載せてあるので、どうぞ最後までご覧くださいね!

それではMiさん、お願いしまーす!




  るんるんMiの音楽ツアー    No.13


「ロマンティック」という用語を新しい意味で用いたのはドイツの詩人で評論家のフリードリッヒ・シュレーゲルです。従来の古典主義の詩に対抗して新しい詩作を考案したシュレーゲルは、風景や心の状態を表すためにこの言葉を使いました。
理性的なものを賞賛した啓蒙主義や規範的美意識が絶対的な価値であった古典主義に対して、ロマン主義では無限で創造的な精神が重んじられ、決まりきった形式を退けます。ロマン主義において、音楽は「純粋で絶対的」なものとして考えられ、言葉では言い表されない感情を表現できる言語と見做されました。

********************************************************************************
今回ご紹介する曲は、いずれも文学との結びつきが強い作品です。

シューマンは、20歳になるまで音楽と文学、どちらの道に進もうかと悩んだそうです。「対位法の真髄を教えてくれたのは作曲家の師ではなく、ジャン・パウルの小説だった」と逆説的ともいえる事実を認めています。実際、文学作品からインスピレーションをうけた作品は非常に多く、今回ご紹介するシューマンの作品にも、ロマンティックな文学的タイトルがつけられていて、タイトルをみるだけでも物語性が感じられます。「幻想小曲集」は、シューマンお気に入りの作家E.T.A.ホフマンの「カロ風の幻想小品集」に、「森の情景」H.ラウベの「狩の日誌」に、それぞれ影響を受けて書かれた作品です。
             
R.シューマン

幻想小曲集 作品12
([全8曲:1.夕べに 2.飛 3.何故? 4.気まぐれ 5.夜に 6.寓話 7.夢のもつれ 8.歌の終わり])

作曲:1837春〜38年頭
出版:1838年2月(ブライトコプフ社)
献呈;イギリスの女流ピアニスト、アンナ・ロビーナ・レードロフ

♪演奏♪
http://www.youtube.com/watch?v=D_K6I4Uhv_4&feature=fvwrel アルゲリッチ
投y譜
http://216.129.110.22/files/imglnks/usimg/2/2f/IMSLP00777-Schumann_-_Phantasiestucke__Op_12.pdf (「飛翔」は3ページから)


 森の情景 作品82
( [全9曲:1. 入口  2.待ち伏せる狩人 3.寂しい花  4.気味の悪い場所5.なつかしい風景  6.宿 7.予言の鳥  8.狩の歌 9.別れ])

作曲 1848/12/29〜1849/1/06
出版:1850/11 (ゼンフ社)
献呈:アンネッテ・プロイセル嬢

♪演奏♪イェルク・デームス
「入口」http://www.youtube.com/watch?v=-_TzgBZGMYQ&feature=related 
「予言の鳥」http://www.youtube.com/watch?v=7s8C7T_kQ0U&feature=related
投y譜
http://imslp.info/files/imglnks/usimg/b/be/IMSLP51559-PMLP02930-RS70.pdf 
(「入口」は2ページ〜、「予言の鳥」は11ページ〜)

********************************************************************************

リストは、その生涯そのものがロマン的といえるでしょう。14歳にしてヨーロッパ中に天才ピアニストとしてその名を知られ、18歳で精神的危機を体験し、修道士になることさえ考えました。ピアニスト、作曲家、指揮者、全てにおいて成功するリストの才能を妬んだ批判に対して、「自分を批判することで、(批判した)その人が有名になるのだから、(お役にたてて)よかったです」とリストは言ったそうです。リストの人間的な魅力を伝える逸話の一つです。晩年、下級聖職者に列せられたリストですが、その派手な女性関係は途切れることがありませんでした。この不謹慎ともいえる異性関係と厚い宗教心、また寛容な心の大いなる矛盾について、リストは「自分は、半分はロマで、半分はフランチェスコ会の修道士である」といっています。

リストは自分に教えを求めてくる人を決して拒みませんでした。その結果、リストの弟子たちはヨーロッパ中に広がります。クレメンティ、フンメル、サリエリ、ベートーヴェン、ツェルニー…。彼らを祖とするこの「ピアニストの系図」に、以後、ビューロー、モシュコフスキー、ジロティ、バルトーク、ラフマニノフなど目が眩むような錚々たるピアニストたちが名を連ねていくのです。 
********************************************************************************

リストは、超絶的な技を要する難解な作品を書く一方、この「愛の夢」のように穏やかでロマン溢れる愛すべき小品も残しています。「愛の夢」は全部で三曲。最も有名なのがこの3番で、ドイツ・ロマン派の詩人、フェルディナント・フライリヒラート の詩にインスピレーションを受けて作曲されました。元々ソプラノ独唱歌曲(S.298)として作曲され、後にリスト本人によってピアノ曲(S.541)に編曲されました。

F.リスト
愛の夢−三つの夜想曲 第3番 変イ長調 S.541(ピアノ編曲版) 
作曲、出版1850年

投y譜刀@(ピアノ版)
http://216.129.110.22/files/imglnks/usimg/2/22/IMSLP00615-Liszt_-_Liebestraum_No_3.pdf
♪演奏♪
♪フォン・ザウアー(リスト最晩年の弟子の一人です)
http://www.youtube.com/watch?v=wqHZ3pvXH8c&playnext=1&list=PL0D3225FD09F66212 
♪バレンボイム
http://www.youtube.com/watch?v=Y4XEPdYO5mM (楽譜付)


「おお、愛しうる限り愛せ」S.298
作曲:1843年
出版:1847年

投y譜刀i独唱歌曲版)
http://216.129.110.22/files/imglnks/usimg/7/73/IMSLP04902-Liszt_-_S298_O_lieb_so_lang_du_lieben_kannst.pdf
♪演奏♪ヤノヴィッツ
http://www.youtube.com/watch?v=U74uAHXSqJg&NR=1&feature=fvwp (日本語訳の歌詞付)

********************************************************************************

リストは同時代の若い作曲家たちの才能にいち早く気付き、その創作活動を援助することにも労を惜しみませんでした。シューマンもその一人です。しかし、シューマンのリスト対する感情は単純なものではありませんでした。
シューマンがまだ婚約中であったクララにこんなことを書いています。

「私はリストとほとんどまる一日いっしょにいた。…… 私たちはすでに、互いにけっこう不躾な態度をとっている。もっとも私にはしばしば理由があってのことだ。それというのも彼は余りにもお天気屋で、ヴィーンで甘やかされて育ったからだ。なのに、彼はいかに並はずれた演奏をすることか。いかに大胆かつ狂ったように、そして再び繊細で薄靄に包まれたように弾くことか。これはとにかく、すべて私が実際に聴いたことなのだ。愛しのクララ、この世界はもはや私のものではなく、彼のものだと思う。(略)」

リストがヴァーグナーの才能をいち早く評価、擁護することに、シューマンが我慢できなきなかったことも、二人の関係をいっそう複雑にしたといわれています。シューマンはヴァーグナーを毛嫌いしていました。
(ヴァーグナーについて、ここでは、チャイコフスキーの「私はヴァーグナーの高度な音楽的才能を賛美するが、彼の作った宗教は決して認めはしない」という言葉をご紹介するにとどめておきます)



余談ですが、シューマンの妻クララはヨーロッパ中で人気のピアニストであっただけでなく、とても美しい女性でした。
シューマンの死後も7人の子供を育てながら演奏活動で彼の曲を世に広め、、ブラームスにも多大な影響を与えました。
私にとって、理想の女性です!

最後に A「森の情景」と B「予言の鳥」 を聴いた生徒さんの感想を
載せておきます。 福田


☆A なんだか、心がワクワクするような楽しい気持ちになります。
  「これから、彼とのデートに何を着て行こうかなー?」と洋服を選んでいる時のような。

 B なんて綺麗な曲なんでしょう!
   親子の小魚が一緒に泳いでいて、子供の魚がお母さんの前を行ったり後ろに行ったり
   ちょろちょろと楽しそうに泳いでいる、そんな情景が浮かびました。

☆A 一つの曲の中に、盛り上がる所や沈むところがあって、物語のような感じがします。

 B はじめは不思議な感じでした。
   中間部は答えが見つかったように、メロディーが落ち着いていました。

☆A 少しかなしい感じがして、だれかと別れるような曲っぽかったです。
   とちゅうで楽しいところもありました。

 B 曲が2つあるようなかんじで、ふしぎな曲でした。


 リボン最後は、演奏する方自身の感想です!

☆A 電子ピアノのデモ曲に入っていて、子供が偶然スイッチを入れました。
   この曲を弾くと、子供が「お母さんの曲!」と喜んでくれるのが嬉しいです。
   弾いていると明るい気分になれます。

   メロディーが右左と移るので、意識しないと自分が何を弾いているのか
   分からなくなりますが、左手がメロディーの部分がうまく響くととてもきれいです。

 B 題名「予言の鳥」、予言は何を示すのかな?と思いながら弾いています。
   未来に不安を感じるような少し暗いイメージです。
   休符の部分とペダル使いが難しいです。
posted by ikko at 12:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2011年07月23日

演奏後の拍手にはご注意を!

今日は金子三勇士(みゅうじと読みます)さんのデビューリサイタルに。

「悲愴」「ノクターン」「愛の夢」など、今回の発表会で生徒さんが弾く曲が入っていたので興味本位で行ったのですが満足度の非常に高いコンサートでした。ハートたち(複数ハート)

テクニックのすごさはもちろんですが、説得力のある表現力、絶妙な間の取り方と会場の空気を全て自分の方に惹きつけるオーラを持つ若干21歳の若きピアニストです。

とても幸せな気持ちで迎えた最終曲で、とんでもない事が!!

リストの「ロ短調ソナタ」を小気味いいほどのテクニックと美しい音色で見事に聴かせてくれて・・・・・

最初のテーマがゆっくりとうめくようなテンポで繰り返され、息を止めるような緊張感で響く高音部の和音。

「あと一音。鍵盤左端のシの音を最後の集中力で最弱音で弾いて長いソナタの終わりだ!」

と、所が!!

最後の音がなると同時にバンバン拍手をしたヤツ誰だ!!どんっ(衝撃)

この曲を最後まで知っているなら、最後の音の後の休符にフェルマータが付いているのをご存じなかったか??
休符も音楽の一部なんだけど。

三勇士ワールドから現実に戻された瞬間でした。バッド(下向き矢印)
posted by ikko at 22:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年07月24日

ラフマニノフの前奏曲「鐘」

    るんるんMiの音楽ツアー      No.14


随分御無沙汰してしまって申し訳ありませんでした。
曲目紹介もゴールが見えてきました。残りの曲をできるだけ早くアップできるよう頑張りますので、いま暫くお付き合いください。(み)

S.ラフマニノフ(1873-1943)
前奏曲 嬰ハ短調 OP.3-2
作曲&初演:1892 (作曲者自身による初演)
献呈:1893 A.アレンスキー

投y譜
http://216.129.110.22/files/imglnks/usimg/7/7f/IMSLP39661-Prelude_Op.3__No.2_by_Rachmaninoff.pdf

♪演奏♪
ラフマニノフ(音飛びあり)
http://www.youtube.com/watch?v=zt_gcYP6QEk&feature=related 
アシュケナージ(楽譜つき)
http://www.youtube.com/watch?v=BKYkssqyYkc&feature=related 

http://www.senar.ru/articles/cis-moll/ ラフマニノフ自身がこの曲について語っています。(グーグル自動翻訳http://translate.google.co.jp/#

例えば演歌の定番テーマといえば、お酒、故郷、別れなどだと思いますが、実はクラシックにも定番テーマがあります。別れ(告別)、雨、舟歌などがそうです。今回ご紹介する「鐘」もこの“定番テーマ”の一つです。語弊がありますが、作曲家が“生活のために”書いた曲が名曲になることも、もう一つの定番といえるかもしれません。音楽院を卒業したその一年後には“文無し”になったラフマニノフは、お金のためだけにこの「鐘」を作曲し、当時の貨幣価値で40ルーブル、約20ドルで売ったそうです。「音楽なんて何の見返りもない!有名になったとしても大して儲からない。駆け出しの無名の音楽家なんて夢や希望さえもない!」と言いながら…。

********************************************************************************

この曲は嬰ハ短調で書かれています。嬰ハ短調は「冷たく金属的な響きをもつ調」とされています。以前ベートーヴェンが好んだ調としてハ短調を少しご紹介しました。このハ短調の主音はド。嬰ハ短調の主音はド♯。主音がたった半音上がるだけでこんなにも響きが違ってきます。(WIKI:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AC%B0%E3%83%8F%E7%9F%AD%E8%AA%BF



Miさん、指の不調の中記事の投稿ありがとうございました。

お金のためにヒット曲を書く、っていうのはよく聞く話ですね。
でもそれでも名を残す名曲を残せるのが、凡人と天才の違いなのかもしれませんね。

                                    福田
posted by ikko at 23:08| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

「金婚式」 うーん、年輪感じますね

      るんるんMiの音楽ツアー        No.15


ガブリエル=マリー(1852- 1928)
金婚式

作曲者のマリーは、ティンパニストや合唱指揮者を経てオーケストラ指揮者として活躍しました。熱狂的なヴァグネリアンで、いち早く“バイロイト詣で”をしたフランス人の一人です。ヴァーグナーの歌劇「ローエングリン」のパリ初演(1887年)では、合唱指揮を任されたほどでした。
「金婚式」の原題は、「 La Cinquantaine」。50周年記念という意味です。


投y譜
http://www.musicofyesterday.com/sheetmusic/C/La_Cinquantaine-Gabriel-Marie.php
♪演奏♪
ユーゴー・クライスラー&フリッツ・クライスラー(チェロとピアノ)http://www.youtube.com/watch?v=e_7y4YoH1dg  

マリーは他にもたくさんのピアノ曲を残しています。http://www.piano-songbook.com/boutique-frame-eur.php?clef=71159


大人の生徒さん中には、金婚式を経た方もいらっしゃるかもしれませんね。

因みに、結婚一年目は紙婚式・以下綿・皮・花・木・鉄、7年目で銅婚式。
銀婚式はずっと先で25年。
それを考えると50周年記念の金婚式を迎えるご夫婦の重みってすごいですね!

                              福田
posted by ikko at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

「ビーチ・バギ・ブギ」夏にぴったりの曲ですよ!

       るんるんMiの音楽ツアー        No.16


ビーチ・バギ・ブギ
作曲:マーサ・ミアー(1936-)(http://alfred.com/img/authors/mier.html

♪演奏♪
http://www.youtube.com/watch?v=706nDvGXE2Y
http://www.youtube.com/watch?v=MX2hHkBtpig

マーサ・ミアーはギロックの高弟で、アメリカのピアノ教育界で活躍中のピアニスト兼作曲家です。ピアノ教育の経験から多くの小品を作曲、その多くが全米ピアノ・コンペティションの課題曲に取り上げられているそうです。

ギロックwiki:
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%AE%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF


この曲の音源があるとは思いませんでした。Miさんに感謝!

冒頭から左手がノリノリのいいリズムを刻みます。
とにかく楽しい曲ですよ。
対照的な二曲が音源で紹介されていますので、是非両方聞いてみてくださいね!

                                   福田
posted by ikko at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年07月27日

映画音楽、おふたついかがですか?

  ムード音源のみのご案内ですが、お楽しみ下さい!

 るんるんMiの音楽ツアー    No.17


「カサブランカ」―“as time goes by”より「時の過ぎ行くまま」
http://www.youtube.com/watch?v=RWa6-x0iWRw&feature=related 
http://www.youtube.com/watch?v=d22CiKMPpaY&feature=related (オリジナル)
http://www.youtube.com/watch?v=wxMeu34o_jQ&feature=related (フランク・シナトラ)

「シンドラーのリスト」―“テーマ音楽”http://www.youtube.com/watch?v=JOoVWvlqB0U&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=1qLePhm-xGs&feature=related (I.パールマン)



「時の過ぎ行くまま」はスウィングしたくなるような耳に心地よい曲です!
今回は連弾で披露いたします。

「シンドラーのリスト」は映画の内容があまりに深刻で、心が深い淵に吸い込まれそうになります。
が、パールマンのすすり泣くような哀愁漂うヴァイオリンの音色は、言葉を失うほど美しい!!
発表会では、このヴァイオリンの音色をピアノでどう表現できるか!楽しみですね。

                                福田
posted by ikko at 01:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

「お祭りダンス」初心者にも楽しめる曲です


るんるんMiの音楽ツアー     No.18


キャロリン・ミラー http://carolynmillermusic.com/
「お祭りダンス」

アメリカのピアノ教育者兼作曲家のミラーのピアノ教本は、スポーツとピアノ奏法を関連づけ、テクニックを身につけるユニークなものです。バスケットボールやサッカー等のスポーツのテクニックを例にしながら、「譜読み」「アーティキュレーション」「テクニック」「ソルフェージュ」など、小曲を使って身につけていくという楽しい教本です。
「お祭りダンス」の音源は残念ながら見つからなかったのでミラーの他の曲を一つご紹介しておきます。
「リトル・ダンス」という曲です。
http://www.youtube.com/watch?v=IlNd_Kfz3G0 


昔は子供のテキストと言えば、バイエルかメトードローズ。
それが終わればブルグミューラーとソナチネに入れる!というのを楽しみに単調な教則本を一曲一曲
仕上げていったものです。

今、初心者用の本や子供用の本はどれもカラフルで、音を拾う作業の段階でリズミカルでワクワクするものが沢山あります。
その一つがキャロリン・ミラーの本です。           
                                     福田
posted by ikko at 22:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

ゲーム音楽あなどるなかれ!

      るんるんMiの音楽ツアー    No.19



Eyes On Me 
(ゲーム「ファイナルファンタジーVIII」エンディングテーマ)

作曲:植松伸夫



作曲者インタビュー

http://dol.dengeki.com/soft/recommend/uematsu/index.html
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20050310/gdc_nobu.htm




♪演奏♪

http://www.youtube.com/watch?v=euzUshszOIE&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=4qcW0oiLKHg&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=1-_Did76LXQ&feature=related




フェイ・ウォンが歌って大ヒットしました。
ゲーム音楽はリズムが単調だったり、ピアノで弾くには演奏効果がでにくいものが沢山あるのですが、この曲ほど、ピアノにぴったりの曲はないでしょう!
                                福田
posted by ikko at 23:07| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記

2011年08月08日

誰もが好きなこの二曲!「木星」「威風堂々」

発表会まで一ヶ月を切り、Miの音楽ツアーも終盤になってきました。位置情報

本途中からご覧頂いた方のために、ちょっとこのコーナーをご案内させて頂きます。


発表会の準備に掛かり始めた春のこと。
ブログネタに困っている私に、生徒さんからのご提案がありました。
犬「発表会に生徒さんが弾く曲の解説を、ブログの記事にしていったらどうでしょうか?」ひらめき

猫「それ、素敵な企画ですね!それじゃー、記事作っていただけますか?(ヤッター!)揺れるハート

「Miの音楽ツアー」と名付けこの連載が始まった次第です。


もう少しで終わってしまいますが、どうぞ最後までご覧くださいね!  (福田)
       



      るんるんMiの音楽ツアー     No.20


W.エルガー(1857-1934)
「威風堂々」第1番(1901)

イギリスのモーツアルトと呼ばれたパーセルの死後、イギリスは音楽消費国となります。約二世紀にわたるイギリス作曲界の空白にストップをかけたのがエルガーです。
エルガーの最も知られている作品がこの「威風堂々」。5曲(+未完の1曲)から成る管弦楽のための行進曲です。その中でも最も有名なものがこの第1番で、映画やコマーシャルをはじめ様々なシーンで演奏されています。

♪オーケストラ♪
http://www.youtube.com/watch?v=oNcEeL15jkc&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=THYgeETrkPs&feature=related

♪ピアノ♪
http://www.youtube.com/watch?v=2dZOjGLP7ps (8手)
http://www.youtube.com/watch?v=BdBVS5uvdgY&feature=related(8手)
http://www.youtube.com/watch?v=GWDkB3fpMYY&feature=related (4手)

♪オルガン♪
http://www.youtube.com/watch?v=uBDUGvTvGOs&feature=related 

G.ホルスト(1874-1934)
組曲「惑星」より「ジュピター」(1914〜1916)
エルガー同様イギリスの有名な作曲家といえば、「惑星」の作曲家として知られているホルストが挙げられます。「惑星」は7つ曲からなる組曲で、その中で最もよく知られているのが「ジュピター」です。この曲の中間部のメロディーは特に有名で、様々な形で編曲され親しまれています。
♪オーケストラ♪
http://www.youtube.com/watch?v=3B49N46I39Y 
http://www.youtube.com/user/TheLeonardoSaez#p/search/1/JBPfbKNaRgY (ホルスト指揮)

♪ピアノ♪
http://www.youtube.com/watch?v=fGSI4BHY2Fw&feature=related (2手)
http://www.youtube.com/watch?v=6TIjNplYDvw&feature=related(4手)http://www.youtube.com/watch?v=MO98n0sgFIA(4手)
posted by ikko at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

ディズニーの名曲「ラ・ラルー」「星に願いを」

     るんるん Miの音楽ツアー     No.21


「ララルー」
作曲:ペギー・リー&ソニー・バーグ


http://www.youtube.com/watch?v=DD3OMKWaQT0&feature=related

http://www.youtube.com/watch?v=78qylG3dZ9Q(ピアノソロ)
http://www.youtube.com/watch?v=kqZdyUzFZhc&feature=related (ピアノ連弾)

「星に願いを」
作曲:リー・ハーライン

http://www.youtube.com/watch?v=5f7UxhzAwGI&feature=related(オーケストラ)http://www.youtube.com/watch?v=DsNdg0mjWOk(ピアノソロ)
http://www.youtube.com/watch?v=A0L5TnemXJs&feature=related(ビリージョエル版)




これはもう解説の必要がないくらい有名な曲ですね!

いつ聞いても、何度聞いても、心がじんわり温かくなるのは何故でしょう?

発表会では連弾でお送りします。           (福田)
posted by ikko at 23:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年08月09日

夏に涼しい「ラヴェル」「ドビュッシー」これも省エネ?


     るんるんMiの音楽ツアー    No.22


M.ラヴェル(1875 – 1937)
「亡き王女のためのパヴァーヌ」(1899)
初演:ビニェス (1902)
オーケストラ版編曲(1899)
献呈:ポリニャック公爵夫人(ドビュッシーのパトロン)

投y譜

http://erato.uvt.nl/files/imglnks/usimg/e/e4/IMSLP06163-Ravel_-_Pavane_pour_une_infante_d__funte__Piano_.pdf

♪演奏♪
オーケストラ版
http://www.youtube.com/watch?v=FRyPfsuyvyQ (小澤 征爾&サイトウキネン)

ピアノ版
http://www.youtube.com/watch?v=U0uK_AFwF0g&feature=fvst(フランソワ)

http://www.youtube.com/watch?v=MPZROBIFHWY&feature=related(チェルカスキー)
http://www.youtube.com/watch?v=0oM3eyMiKIc&feature=related(アントルマン)

パリ音楽院在学中のラヴェルが、ルーヴル美術館に展示されていたベラスケス作の若い王女の肖像画にインスピレーションを作曲されたといわれる初期の代表作で、ラヴェルのスペイン趣味が顕著に表れた作品です。

ラヴェルは、シャブリエ、サティ、ドビュッシーの影響を独自に消化しつつ、またスペインやギリシャ、ロマ、中東の音楽にインスピレーションを受けた、まさに音楽の折衷主義を体現した作曲家ともいえます。またドビュッシーの影響を受け、印象主義音楽を大成したラヴェルの作品の多くは、より知性的でフランス古典様式の均整と明晰さを併せ持っているといわれています。

パリ万博できいたガムランに強く衝撃を受けたり、万博がきっかけとなってブームとなったジャポニズムに嵌ってみたりと、ラヴェルとドビュッシーは多くの点で共通点があります。ラヴェルは自宅に盆栽をおくほどJapon好きであったようですが、ドビュッシーが「海」や「金色の魚」のように自らの作品に日本趣味ぶりを反映させるほどではなかったようです。



C.ドビュッシー(1875 – 1937)
「夢想」(1890) 
出版(1908) 

♪演奏♪
http://www.youtube.com/watch?v=lzjrU8bcAoM&feature=fvsr 
(金子一朗)
《 演奏者自身による解説と詳しいアナリーゼを紹介しているサイトがリンクされています 》

http://www.youtube.com/watch?v=FE_hcev58yo&feature=related(楽譜付)
http://www.youtube.com/watch?v=q1k3PF8bupg(チッコリーニ)
http://www.youtube.com/watch?v=x78Fz1LGG-w(オーケストラ版)http://www.youtube.com/watch?v=EX3wZ921mLM (フルート、クラリネット、ギター)

投y譜
http://www.lespartitions.info/gratuites/partitions/pdf/Debussy_-_Reverie.pdf

Le temps de Debussy est aussi celui de Cézanne et de Mallarmé : cet arbre à triple tronc est peut-être "l’arbre de la liberté" de l’art moderne.

Pierre Boulez
ブーレーズのこの言葉ほどドビュッシーを端的に表しているものはないのではないでしょうか。
(グーグル自動翻訳http://translate.google.co.jp/#

ドビュッシーの音楽を語る上で避けて通れないものは幾つもありますが、その中の一つである全音音階について少しご紹介させて頂きます。
音階というと、ハ長調の「ドレミファソラシド」 が思い浮かぶと思います。
長調の音階は三つ目と四つ目の音の間、7つ目とオクターブ上になった一つ目の音の間が半音になっています。このハ長調の音階でいうと、ミとファ、シとドの間が半音です。
ドビュッシーの音楽の特徴ともいえる全音音階は、1オクターブの中に6つの音を使い、その全ての音の間は全音になっている音階、つまり半音がない音階です。
実際どのような音になるかというと…、
ドから始まる全音音階の場合、「ドレミファ♯ソ♯ラ♯ド」となります。
直接ピアノで弾いてみるとよくわかると思いますが、とても不思議な雰囲気を感じると思います。このような音階を用いることで、ドビュッシーは音楽に独特の色彩を与えることに成功しました。
印象派の絵画が人や物の形でなく、それらを見たときに得られる印象を表しているのと同様、従来の長調、短調といった枠にとらわれず、微細なニュアンスを表現するために、グリンカが初めて用い、独創的に活用したのがこの全音音階です。そしてそれを広め、効果的に利用したのがムソルグスキーやドビュッシーでした。

「夢想」の調性も曖昧で、調性を希薄にしようとするドビュッシーの意識が強く感じられる作品です。(ドビュッシーは学生時代から調性音楽に強い反感を持っていました)

またこの曲では、シンコペーションが非常に効果的に使われています。
シンコペーションは、一定の流れの上に不規則なアクセントを使い、バランスを崩すことで独特の効果を与えるものです。
ドビュッシーは、シンコペーションを拍感を希薄にするために使い、タイトルが表すような現実感の喪失を表そうとすると同時に、調性同様、リズム感も希薄にしようとした、少なくともそう試みた、と考えることもできるのではないかと思います。




ラヴェルもドビュッシーも透明感のある和音から、「水」「透け透けのひらひらシフォン」「風」などがイメージとして浮かびます。

この猛暑の中で聴くにはまさにぴったりです。

ドビュッシーの「全音階」の説明、すごく分かりやすいですねー!
私もとても勉強になりました。
Miさん、ありがとうございます!         

この回で、生徒さんが弾く演目の解説は終わりです。        
終わってしまうかと思うと、ちょっと淋しい気持ちです。    (福田)
posted by ikko at 00:25| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記

いよいよ最終回「ラフコン」「スプリングソナタ」

連休からずっと連載しておりました、「Miの音楽ツアー」もこれで最後となりました。

最後までご覧いただきまして本当にありがとうございました。

40人を超える発表会参加者の、演目のほとんどを記事にまとめてくださったMiさんに、心から感謝いたします!

解説だけでなく、楽譜や音源まで整えてくださって、みなさんもとても楽しくご覧いただけたのでは?と思います。

ラフマニノフのコンチェルトは福田と生徒さんによる連弾ですが、まだアレンジに思案中でして何とか間にあわせねば!と思っております。

スプリングソナタは、今回の発表会の目玉です!
生のヴァイオリンの音をじっくりお楽しみ下さい。

ヴァイオリンソナタなので、ピアノも伴奏というより競演と言ったほうがいいくらい聞かせどころもたくさんあります!
                              (福田)
     
   るんるんMiの音楽ツアー    No.23



S.ラフマニノフ(1873-1943)
ピアノ協奏曲第2番ハ短調 作品18 (1900-1901)
全曲初演 (1901年10月27日 ラフマニノフ&ジロティ)

♪楽譜♪http://www.pianopiano.org/Rachmaninoff/Rachmaninoff_-_Piano_Concerto_No.2_-_Mov.III.pdf

♪演奏♪
http://www.youtube.com/watch?v=0llKV3M6hvU&feature=channel_video_title
アシュケナージ&プレヴィン ロンドン交響楽団

ラフマニノフの死後二年後に公開された映画「逢引」をはじめ、映画音楽やドラマ、またフィギアスケートなど多くのシーンで用いられている曲で、ピアノの超絶技巧そのものが聴きどころでもある名曲です。





L.V.ベートーヴェン 
ヴァイオリン・ソナタ第5番 ヘ長調op.24 (1801)

「スプリング・ソナタ」、「春」という愛称で知られているベートーヴェンの有名なヴァイオリン・ソナタです。
この曲が書かれたのは1801年。この年はベートーヴェンにとって多作の年でもあったようです。ピアノ・ソナタを例に挙げると、12番から15番、4曲ものソナタがこの年に作曲されています。

投y譜http://erato.uvt.nl/files/imglnks/usimg/9/9f/IMSLP51962-PMLP10431-Beethoven_Werke_Breitkopf_Serie_12_No_96_Op_24.pdf

♪クレーメル&アルゲリッチ♪http://www.youtube.com/watch?v=rmVpwZAsG48&feature=related
♪メニューイン&ケンプ♪http://www.youtube.com/watch?v=K6KWihxeFn8&feature=related
♪ヨゼフ&パネンカ♪
http://www.youtube.com/watch?v=ZtYwEHWRkI0&feature=related
♪パールマン&アシュケナージ♪
http://www.youtube.com/watch?v=MbYrMPWEn4I
posted by ikko at 00:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年11月04日

これじゃ弾けまへ〜ん

親指骨折しましたふらふら」と痛々しい包帯でレッスンに来た医大生の男の子。

DSC01124.JPG

折角弾きたかったCHOPINのワルツを練習中だったのに、野球で硬球ボールがあたって負傷したとか・・・。

「くそー!弾きたいなーちっ(怒った顔)」といいながら今日は左手の集中練習です。

弾きたいのに弾けない辛さって、よーくわかります失恋

それにしても痛そう!どんっ(衝撃)
posted by ikko at 23:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年11月05日

迷演奏家の時間

お久し振り、カノンです。黒ハート

るんるん今日は、わチチもピアノを弾いてみました。

「う〜ん、いい音だワン。」犬 

カノピアimage.jpg

「シオンです。あチチは一人じゃ弾けないよ〜!たらーっ(汗)」   シオピアノimage.jpg 



ということでおねえちゃんと連弾ハートたち(複数ハート)


カノシオ連弾image.jpg
posted by ikko at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2011年12月01日

お心あたりの方・・・

先日、小5のお嬢様の体験レッスン依頼のメールを下さったT様。

メールが届かないようです。
念のため携帯からも送信しましたが、エラーになります。

折角ご丁寧なメールをいただいたのに、ご連絡のすべがございません。
もし、この記事をご覧になったらラッキーなのですが・・・・。

今後入会をご希望の方で体験レッスンを依頼される場合は、支障がなければ携帯番号など一緒にご記入いただけるとありがたいです。


    
ご連絡を頂きました。電話
本当によかったです!!
posted by ikko at 22:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年01月04日

明けましたね!今年もよろしくお願いします

目年末のブログ更新もできないままに年が明けてしまいました。

生徒さんからたくさんの年賀状をいただきありがとうございます!プレゼント

どれも「うーん、すごい力作!」と家族に見せたくなるような凝ったものばかりで感激です。揺れるハート
私からの年賀状は、PCを買い替えてからデータを作ったので投函が30日になってしまいました。
何日に着くのかな・・・・。 

生徒さんの年賀状でとてもうれしくなるお言葉が添えてあったものがありました。
たぶんお母さまからのメッセージかと思われますが「ピアノが家族の楽しみの一つになりました。」

私が理想とするピアノ教室の目標であっただけに、とても嬉しかったです。

今年もご家族の支えを頂くことが沢山あると思いますが、自分のすべてをレッスンにぶつけて行きたいと思います。

どうぞよろしくお願いしますexclamation×2
posted by ikko at 01:17| Comment(5) | TrackBack(0) | 日記

2012年03月05日

ウチダハンドベル

昨年のクリコンで、ハンドベルを披露してくださったご父兄の方から「もう一度、思い通りの演奏をしてみたい」と嬉しいご意見がありました。かわいい

まだ生徒さんに曲もあげてないので、プログラム自体これから試行錯誤ですが、ピアノ以外の演目も時間の許す限り入れてお客様に喜んでいただけるものにしたいと思います。


ということで、早速評判のいい「ウチダのハンドベル」を購入いたしましたプレゼント
音色も音の大きさも、今子供たちに使わせているものとは雲泥の差。

鳴らし方で倍音の出方が変わり、強弱も音色も変えられるので「カラン・コロン」と気が付くと一人で夢中で振ってしまいました。台風

23音あるので、アレンジもしやすいですね。
posted by ikko at 23:59| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記

2012年03月11日

感慨無量・・・

1年という時間の長さはみんな同じだけれど、きっと私の一年とは比べ物にならないほど長い一年を乗り越えた方たちの映像が一日中TVから流れています。

今日の私は午前中はレッスン。午後は体験レッスン。
14:40には黙祷して何を祈ろうか・・・?と思っていたものの生徒さんがお帰りになった時にはすでに15時を回っていました。
震災一年のこの日のレッスンもきっと記憶に残るものになりそうです。

去年のその時、気丈にもレッスンに来てたもののお部屋に入るなり怖さのあまり泣き出してしまったHちゃん。
ピアノの上達が早く、今年の発表会はみんながびくりするくらいかっこよく決めさせてあげよう!と思っていたのに千葉に引越することになりました。家

他にも転勤の方が何人かいらして、とっても淋しいです。

反面、嬉しいことも。
今年は生徒さんが二人、生徒さんのママが一人出産されます。NEW
どんな可愛い赤ちゃんが産まれるか、とっても楽しみですハートたち(複数ハート)
posted by ikko at 22:43| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2012年03月15日

Happy Brithday to me

今日は、私の誕生日
何歳になったかは、トップシークレットです・・・。キスマーク

昨日の夕方から、FOMAカードが読み込まなくなって通話も送受信もダメ!
携帯電話がただのアラーム付の箱になっていたので、docomoで新しいカードに替えてもらって一安心時計

今日まで幸せに生きてこられた感謝の気持ちから仏壇のお線香の灰をきれいにお掃除して、ご先祖様に手を合わせてふと気が付いたのは・・・・。

今日は3月15日、そう私のお誕生日。
ん?と、いうことは今日は確定申告の締切日exclamation×2

自分の申告は税理士さんにお任せしてたので安心しきって、母の申告手続きを完全にわすれていた。。
あわてて必要書類を集めて、ネットでプリントアウトして郵便局から投函。メール
ぎりぎりセーフ位置情報
お誕生日には義援金を送ろう!と思っていたのでそちらも窓口で手続きして帰宅。

久しぶりにパーマでもかけようかな?と思って美容院に行ったものの「前にストパーかけたでしょ?しばらくはパーマは無理!」と言われてほんの2.3cmだけカット。

ちょっと変身した姿を生徒さんに見せようと思ったのに、ごめんなさい。
前と全然変わらない福田先生です次項有
posted by ikko at 23:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年03月17日

初めてのエステ

今日は教室レッスンのお休みを頂きました。

子供たちが一日エスコートして誕生日のお祝をしてくれるということで、渋谷で待ち合わせを。電車
雨女の私にふさわしく、朝から3月とは思えない冷たい雨が・・・
雨

お肉とニンニクが一切ダメな私には、フレンチやイタメシは絶対無理!
ということで、お昼は渋谷にある「唐そば」というラーメン屋さんへ。

もともと「唐そば」は北九州・黒崎という所にあり、地元で大盛況のラーメン店でした。
福岡出身の私も、音大の頃は帰省するたびに家族で行ったものです。

そのお店を閉めることになり、息子さんが秘伝の味を引き継ぎ、東京でのれんを出してTVでも取り上げられて評判になったお店です。


お腹がいっぱいになったところで、クラシックの名曲喫茶に。
建物は古めかしく、「3丁目の夕日」を思わせるような超レトロなテーブル&ソファー。
創業1926年。私語厳禁!
さてどこでしょう?

ちょっと年配の方なら知る人ぞ知る「ライオン」です。
音大生の頃通った思い出深いお店で、とっくに店を閉めたと思っていました。

2Fの中央席を陣取り、コーヒー片手にチャイコフスキーの交響曲5番とマイスタージンガーをじっくり鑑賞。喫茶店
自宅のCDやYouTubeで聴くのとは全然違う迫力です。
巨大スピーカーから流れる音に、静かに耳を傾けるお客さんが20人以上入っていて、とても嬉しく思いました。

imageライオン.jpeg

お次は人気ランキング一位のスウィーツ店代官山にある「キルフェボン」というお店へ。レストラン

色とりどりのケーキは芸術的で、どれもおいしそう!
ホールケーキで2万円近くするものを見たのは初めてです。目
イートインは45分待ちというほど、お店は大繁盛! 
やはり、日本は豊かな国です。
ちなみに、恥ずかしながら代官山に来たのは今日が初めてです。
雨だし、寒かったけどそんなことは気にならない。
代官山って、歩くだけでとても幸せな気持ちになれる所ですね。

imageケーキ屋.jpeg


タルト.jpg

そして、いよいよエステです!!
実は今日のコースは、娘が細かいところまで調べてプランニングしてくれました。
どこで何をするのか全く聞かされていなかった私は、びっくり!

有名女優も数多く訪れるという恵比寿にあるサロンです。
相当疲労が溜まっていたらしく、ゴリゴリすごい音がしていましたが、全身マッサージのお蔭で今夜はぐっすり眠れそうです。
フェイシャルとアロママッサージでお肌はツルツルに。
バースデーサービスという事で、耳ツボジュエリーを貼ってもらいました。耳ぴかぴか(新しい)
キラキラしてとてもおしゃれです。

心身共にリフレッシュしたところで、ディナーはフグのコース!!
さすが、子供たち!私の好みをよく知ってるねー!
店長さんからお祝いの梅酒や写真付きのカードを頂き、
具材のシイタケには『オ』『メ』『デ』『ト』『ウ』の文字。素敵な心配りに感謝です。
ひれ酒を2杯飲んだら体中カッカと汗ばんできました。
そういえば、エステティシャンに「かなり血行がよくなっているから、お酒の回りが早いので気を付けてくださいね!」って言われてたっけ・・・・。ー(長音記号1)

ふぐimage.jpeg


imageペン1.jpeg


子供たちからおしゃれなボールペンとペンケースを貰いました。プレゼント
セミナーの時に持っていこうっと!

下調べもばっちりして、一日私のために時間とお金を使ってお祝いしてくれた子供たちに心から感謝です。
ありがとう!ほんとにありがとうね!揺れるハート
posted by ikko at 23:56| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記

2012年03月20日

イタリアンコンチェルト

Oさんは、名古屋に転勤のため次のレッスンが最後となります。

親子共々とてもお上手な方なので、発表会を楽しみにしていたのですが残念です。
お嬢さんの卒園で弾いたいきものががりの「ありがとう」の伴奏が拍手喝采だったというのもうなずけます。


0さんが、練習中しているのはBACHのイタリア協奏曲
時間をかけてゆっくりやるつもりだったのですが、細かいアナリーゼをやっていなかったことに気づき、
私もあわてて原典版をじっくり分析しました。

中村洋子先生のセミナーで「バッハの曲は右手と左手の2段楽譜で書いてあっても実際は三声や四声だと思って分析すべし!」と言われたのを思い出しました。

ここはアルト、ここはテノール、これは途中でバスにバトンタッチ!という風に細かくフレーズを区切っていきます。ハートスペードダイヤクラブ

イメージ的には出来上がったレゴブロックを一度バラバラにして声部の色別に再度組み立てなおす作業です。


やりだすととても面白くて、頭の中でソプラノやアルトやバリトンが次々に競演します。カラオケ

それと同時進行で、ババ抜きの要領同じ形のフレーズを見つけていきます。
ここは、気を付けないと隠れキャラのように見つけにくいものもあるのですが、それを見つけた時はちょっと得した気分です。ひらめき

平坦な楽譜を3Dに見えるように工夫することって、バッハに限らずとても大切です。
posted by ikko at 00:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年03月31日

フィギュアも卓球も!

スポーツマニアにとって、今夜は楽しみだったでしょう。ハートたち(複数ハート)


メダルがかかっているとなれば、スポーツ音痴の私も思わず息をのんで画面を見入ってしまいます。目

絶体絶命、誰も助けてくれない緊張感の中で実力を出すってほんとにすごいことです!

「練習は裏切らない!」

フィギュアの解説者がよく口にする言葉ですね。
ピアノも同じです。
正しい形で練習に練習を重ねれば、実力よりちょっと背伸びしたの曲でも弾けるようになります。


9月の発表会の選曲で一番悩むのは「どのくらい練習するかしら?」って事。
本番に絶好調に持っていくには、早く仕上がりすぎても緊張感がなくなるし、間に合わなければそれこそ最悪です。

生徒のみなさ〜ん、あなたにぴったりの素敵な曲をご用意しますのでお楽しみにexclamation×2


寒い寒いと言い続けた今年の冬ですが、さすがに3月の終わりとあって日差しや風に春を感じるようになってきましたね。晴れ

植物はほんとに正直。
可愛そうなほど萎縮していた花たちが一斉に咲き始めました。

庭を縁取るスイセン

DSC01405.JPG


クリスマスローズと言うけれど、クリスマスには咲きません

DSC01407.JPG



他の花が咲くまで、もうちょっと玄関を明るくしてね!

DSC01412.JPG
posted by ikko at 00:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2012年04月09日

春一番




  春一番! 山つつじの一種です

  いつもは、桜よりずっと早く咲くので「春一番」という名なんだけど、今年は桜と同時に満開となりました。

山つつじDSC01420(1).JPG


日曜の午後は買い物のついでに、カノシオ(華音と詩音、ペットのチワワです)を連れて近所に お花見に。
今週末がお花見のチャンンスです!!と天気予報士が連呼していただけあって、人・人・人

カノンとシオンを連れて行って大丈夫かなー???
二匹とも、人見てワンワン、犬みてワンワン、落ち葉が舞ってもゴミ袋が飛んでもワンワンワンワンの超チキンハート・・・。

という心配は見事的中。
右を向いても左を見ても下を見ても(さすがに上にはいない)可愛い小型犬のオンパレード。

花見をお楽しみ中の皆様、お騒がせ。 失礼しやした〜!
そういえば、桜あんまり見なかったかも?


ほとんどの所は新学期が始まりますね。 学年が一つ上がるだけですが、入園、入学、進級を迎えた子供たちがとても頼もしく見えます。

この調子だと、5か月後の発表会の頃には一段と上達してるかなーexclamation&question

という期待で、やっと全員分の選曲が終わりました。
誰もが知っている曲はほとんど入れていませんが、どれも斬新で「イケてる」ものばかりです。

福田が4か月の間探して探して購入した20数冊の楽譜の中から演奏者にぴったりの曲をチョイスしました。 
   乞うご期待!!


福田は次の準備として、 合奏と、ハンドベルのアレンジをせっせと書いています。
家族が寝静まった深夜のほうが頭が落ち着いてできるので、最近寝不足でお肌が荒れてきたヤバイexclamation×2
posted by ikko at 00:55| Comment(3) | TrackBack(0) | 日記