「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」へ
今年のテーマは「パリ、至福の時」
大好きなサン・サーンスやラヴェル、ドビュッシーなどのフランス物からビゼー、アルベニス、ファリャ、サラ・サーテなどスペイン物がてんこ盛り
演目を見ているだけでも、ワクワクしてきます

去年は娘と二人でしたが、今年は彼女の結婚により娘夫婦と3人で楽しく鑑賞することに
有楽町で二人を待つ間、多くの人がホールに吸い込まれていきます

あー、やっぱり自宅に引きこもってピアノばっかりやっててはダメだわ!!
世の中いろんなことがすごい勢いで、進化している!!

今日聴いた演目
ラヴェル 「ピアノ協奏曲ト長調」
サン・サーンス 「ハバネラ」
サラ・サーテ 「カルメン幻想曲」
ヒネメス 「ルイス・アロンソの結婚式」より間奏曲
ラヴェルのPコンはのだめカンタービレで、のだめがカルチャーショックを受けたシーンで登場しますね。
「バシ!」というムチの音で始まり打楽器が大活躍の、とても面白い曲です。
スーパーテクニックのピアニストの演奏は、まるで鍵盤の上を羽根でそっと履くようなタッチ

技巧的なところも軽々と
気持ちよさげに弾きこなすのはとても小気味よい!
国際フォーラムのホールAは5000人を収容できる大ホールですが、エスプリのきいた第二楽章を満席の聴衆は息を凝らして聴き入ります。
日本人のクラシック音楽に対する意識の高さも、ここまで来たんだ!
ちょっと誇らしさを感じて嬉しくなりました。
驚いたのは「カルメン幻想曲」
ソロのヴァイオリニストは、オケがついてこれないほどのあり得ない速さで超絶技巧を披露します
車だったらオーバーヒートしそうなほど、すごい勢い・・・

ヴァイオリンにできる、機能の極限を見たような気がします。
それにしてもカルメンはいつ聞いてもテンションが上がる曲!
ラストのヒメネスは初めて聴きましたが、スペインでも最高の奏者によるカスタネットとオケの競演です。
フラメンコダンサーが激しく踊る姿が目に浮かぶような、エネルギッシュで躍動感のある曲でした。
ソロのカスタネット演奏を聴くなんて、おそらく最初で最後の体験だったかも・・・
ラ・フォル・ジュルネでの食事はお決まりのレストランでの「カニコロッケ」 ごち!

周辺でも数多くの演奏を聴くことができます。
今日は、生徒さんの大学の先生の演奏を聴きに丸の内オアゾへ
原先生は、ヴァイオリニストの御嬢さんの伴奏者として登場
親子共演はとても楽しそう
始終ニコニコとアイコンタクト

ここでは午後と同じ「カルメン幻想曲」を聴きました
こちらはゆったりとしたテンポですが、それでも大変な超絶技巧で聴衆も間近で聴く演奏に大興奮

ビルの一角「おお広場」でのコンサート
コンサートホールではないので音の拡散を防ぐためなのでしょうが、折角のスタインウェイの音
マイクを通さないで聴いたら、もっとずっときれいだったに違いありません。
「お茶しようか」ということでお店を探している途中でオペラ「カルメン」の演奏に遭遇
4年前まで生活していた「市川交響楽団」によるオケでした

今日は3回も「カルメン」を聴いたことになります



それにしても、有料・無料を問わずこの音楽祭はどこもかしこも撮影禁止の所が多く、シャッターを押すときはいつも、ハラハラドキドキ犯罪者のような心境!

