発達障害の子供たちを指導していらっしゃる方です。
想像していたよりずっとお若くて、
ほとんどすっぴんなのに、中嶋先生はとてもキュート!
Facebookで繋がり、「一度先生にあってみたい」という気持ちにかられ
ご自宅まで押しかけた次第です。

ご一緒した江島先生

「過去のセミナーではお見せできなかったデータだけど」
とおっしゃってわざわざご用意してくださった、
生徒さんたちの一年ごとの成長の記録。
一口の発達障害といっても、いろんなタイプがあります。
一人一人の生徒さんの当時の状態を、愛おしそうに振り返りながら説明する先生
子供たちに対する溢れんばかりの愛情が感じられます。
線と間の区別もつかない子、ピアノの前に座っていられない子、
一度でもミスをするとパニックになってしまう子、
音量の大・小の区別が聞き取れない子、
体が硬直してがちんがちんの子、
楽譜通りには決して弾かない子
楽譜が読めないので、色分けした音符を一つ一つ見比べながら一曲仕上げる子
その子達が一年・二年・三年たつと健常者の子供達と遜色ない演奏を!
カバレフスキーあり、平吉毅州あり、フォーレあり、
自作の曲を情感豊かに演奏する子
その指導力には、驚かされます。
今私には発達障害の生徒さんはいませんが、
普通の生徒さんや大人の生徒さんにも、
応用できる指導法がそこには沢山!
もちろん健常者の生徒さんへに対しても
それは細かく、緻密なレッスンをされるのはすごい!
「コードからでは伝わらない、和声感を大事にしたい」
これは、バスティンをどう教えるかばかり頭にあった私には
目からウロコ!
今の子供たちは、多くのストレスを抱えています。
発達障害と診断を受けていなくても、近い症状の子、
放っておいたら殻にこもって、学校にもいけなくなるのでは?
この先、いじめに合わなければいいのだけど・・・
と思える子が増えてきている気がします。
人は自分が経験しないことは基本分かりません。
大切なのは、相手の心と体の状態をまず理解すること。
「何故こんなことをするの?」「何故これがわからないの?」
考えてもわからないことに苦悩し、
先に進めない私にちょっと光がさした気がします。
「1年とか2年のスパンで待つことが大切です」と先生はおっしゃいました。
これから私ができること、やるべきこと
今日伺ったお話を、今後のレッスンにどう生かしていこうか!
課題と宿題が沢山できました。
レッスンの合間の貴重なお時間なのに、初対面の私たちのために
惜しげもなく色んなレッスンのアプローチを教えてくださり
「今日お話した指導法の補足です」
と、さらに細かい説明をメールで送ってくださった先生。
最後に「音楽の力ってほんとに、すごい!」
と、3人で力強く語り合ってご自宅を後にしました。
ありがとうございます。心から感謝致します!